ども!MTGブロガーのまとんです。
2023年9月発売の新パック「エルドレインの森」でシールド戦をやってきました!!
おとぎ話枠の変なエンチャントが楽しいパックでした!
エルドレインの森
エルドレインの森は2023年9月発売の新パックです。
2019年10月の「エルドレインの王権」の続編にあたるらしい。僕はエルドレインの王権では遊んでいなかったので、世界観が新鮮でした。
MTGなのに、現実のおとぎ話をテーマにしたカードが収録されているという面白いパックでした。
おとぎ話枠
エルドレインの森のブースターパックには、おとぎ話枠のエンチャントが1枚入っています。
マジックの物語を彩ってきたエンチャント・カードが、ボーナスシートとして特殊なフレームと絵本風のアートスタイルで再録されています。リミテッドでは普通に使うことができます。
こういったオマケ枠はこれまで、「過去のカードが再録されて嬉しいね、でもリミテでは使わないよね」といった微妙な強さのカードが多かったように思いますが、おとぎ話枠のエンチャントはは普通に強い。
全103種類で、ネクロポーテンス、血染めの月、全知、苦花、騙し討ちなどの、各時代を作ってきたデッキの名前になるほどの超強力エンチャントがかなり収録されています。
これが1パックから必ず1枚でるので、シールドなら6枚もカードプールに加わるわけです。大変なことになります。
おそらくリミテッドをするたびに「そんなエンチャントあったっけ!?」と思うような、新しいエンチャントとの出会いがあるでしょう。エルドレインの森のリミテッドは何回やっても楽しいだろうなと思います。
今回のシールドでエグかったのは土地税でしたね。後攻で1ターン目に出したら、毎ターン基本地形を3枚持ってこれるという。パワー9もビックリのアド生成機でした。昔のMTGのエンチャントは強いな。
シールド戦は緑白黒役割エンチャント!
今回のシールドは3色で組みました!
エルドレインの森の「役割」を使ってみたかったので、エンチャントにシナジーを持つデッキを組みました。
「役割」はクリーチャーに一枚だけ貼れるエンチャント・オーラ・トークンで、+1/+1修正と役割に沿った能力(トランプルとか)が着きます。
エンチャント・トークンというのが面白いです。普通のデッキでは、オーラはクリーチャーを除去されたときにディスアドになるので使いづらいですが、役割はトークンなので死んでも心が痛まない。パーマメント数が増えるので、生け贄のリソースにも使える。面白いシステムでした。
「救世主、アーモント卿」は役割ロード。スタッツは544で合格点で、ETB能力で他のクリーチャー1体を実質+2/+2トランプルにできる。他にも役割があればどんどん巨大化するし、場が一気に有利になります。
「謙虚な賢者」はすごく地味。だけど自力を役割を持てるので及第点。貴重な2マナ域だったので採用。4マナ3/3は弱い。
「凶暴な人狐」はめちゃくちゃ強かったです!まず、インスタントタイミングで役割を持たせられるのが、このカードぐらいしかいなかったです。瞬足エンチャント・オーラでのコンバットトリックのような使い方ができる。本体も443トランプルは非常に優秀。カード1枚で2枚分の効果をしてくれる、出来事カードのお手本のようなやつでした。しかもコモンだしね。
「魅せられた衣服商」はリミテ番長。5マナは重いが3/3飛行は十分にフィニッシャー。ついでに役割も張れる。アーモント卿でこいつを怪物にしたら、まぁ勝てる。
エンチャントとシナジーがあるのはこのへんでした!
「霜毛皮のトナカイ」はエンチャントが場に出たときのタッパー。まぁ地味だが、たまに有効に働いてくれた。そもそもエンチャントが出るのはソーサリータイミングが多いので、「相手ターンの戦闘前にタップさせる」というタッパーの基本的な仕事ができず、思ったより弱かった。前述のインスタントタイミングで役割を張れる「凶暴な人狐」との相性は抜群に良い。
「やんちゃなアウフ」は基本的に222だが、協約でエンチャントかアーティファクトを割れる。このパックでは、突然おとぎ話枠のエッッッッグいエンチャントが出てきたりするので、エンチャント破壊を構えておくのは有効だと思いました。協約のリソースはネズミや食物トークン、最悪役割トークンをサクればよし。
「まどろむ砦番」は優秀な1マナ枠。序盤に出せれば、1ゲーム中に3,4回は占術が発動するので、かなり仕事をしてくれる。
「忌まわしき訪問者」は役割トークンが剥がれたときに1点奪ってくれるシステムクリーチャー。222なのでスタッツも優秀。親和デッキの「大霊堂の信奉者」のような印象を受けた。絵も何か似てるし。
こちらは優秀な除去カードたち。
「大釜への給餌」は実質3点ゲインを内蔵した除去。3マナ以下限定だが、多くのクリーチャーに対応できる。
「がぶりんご飴」はこのパックでのベスト除去だと思う。-3/-3だし、ネズミを1匹でもサクれば-5/-5までいける。-5/-5まですれば、大抵のクリーチャーは打ち返せる。コモンなのでみんな引けていた。
「ケランの光刃」も優秀な除去。2マナの軽い除去しても使えるし、コストをかければ確定除去にもなる。この選択肢の広さが強かった。
なかなか使い勝手が良かったカード。
「キャンディーの道標」は、食物と手がかりが合体したようなカードで面白かったです。3色デッキにしたので土地基盤を安定させるために、1マナ占術2を使いたくて入れました。「3マナ、占術2、3点ゲイン、1ドロー」は普通に強かったな。
「辺境からの帰還」を使っている人は多かったです。土地をサーチしながらクリーチャーも並べられるのはアド。ネズミでなくて兵士なのが良い。兵士に役割をつけて殴っていけ!
3色デッキという観点では、このパックには未開地がコモンで入っているので便利でした。僕のパックには無かったけど・・・。
今回引いたレアはこのあたりです!どれも強かった!
「駆け抜け候の祝福」は、1マナ軽くなって条件付きになったファイレクシアの闘技場。今回出たカードの中で間違いなく一番強かったです。1ターン目にクリーチャー、2ターン目にこれを出すと、+1/+1でクリーチャー強化した上で、3ターン目から2ドローが開始。相手がエンチャントに触る手段を持たないデッキなら、これ1枚を出すだけで勝つようなもの。それほど、毎ターン2ドローは強い。
「人狐のボディーガード」は忘却の輪を内蔵したクリーチャー。シングル単価が高いという噂があった(今調べたら売値で800円ぐらい)。リミテで引けたので喜々としてデッキに入れたが、3マナダブルシンボルはなかなか出せなかった。
「貪る甘味大口」は見るからに強い。基本的には出来事の方を使いました。2マナで人トークンと食物トークンがインスタントタイミングで手に入るのが強すぎる。本体も、毎ターン餌が必要になるとはいえ、6/6トランプルを止められる人は少なかったです。
「魔法の林檎、エリエット」は非常に優秀なシステムクリーチャー。端的に言うと、こちらの役割カードの枚数分だけ、毎ターンドレインできる。めっちゃ強い。適当に役割を2つも振っておけば、毎ターン2ドロー。ダメージレースにめちゃくちゃ貢献する。本体も2/4とタフネスが高く、3点系の除去を回避できるのが強い。
このデッキの理想的な動きは、
・1ターン目にクリーチャー
・2ターン目に駆け抜け候の祝福で2ドロー体制を開始
・3ターン目にエリエットでドレイン体制も構築
という動き。これが組めれば、まぁ負けない。
友達が使っていて強かったカード
「苦森の戦慄騎士」はちょっとスペックが高すぎてヤバイ。232トランプルだけでも十分に強いのに!さらに、死んだ後に次のターンまでなら再利用もできる。しかも回数制限無し。4マナ32トランプルでキャントリップ付き。これは強すぎた。レアだからって何してもいいわけじゃねーぞ!!
「氷像の歩哨」は、到底青とは思えないスタッツを見せてくる。ふつうに2マナ払ってタッパー効果を発動すれば、突然4/4警戒になります。他のカードの効果でタップさせてもいいので、6/5警戒とかになってしょっちゅう殴られました。強すぎんだろ・・・。
写真に撮れていないですが「甘歯村の魔女」は、明らかに赤ずきんの魔女をモチーフにしています。食べたら3点ゲインの食物を、2点ルーズの毒リンゴ変えて無理やり食べさせてくる!おとぎ話の世界観をうまく表現していて好きです。
全体的な感想
全体的にバランスが良くて楽しかったです!
- おとぎ話エンチャントで予想外のゲームを楽しめるのが良い
- 役割が楽しい!いつもはエンチャント・オーラはディスアドのリスクが高いので避けて通っていますが、このパックでは気楽にエンチャントを使えるのが良い!
- ネズミトークンは思ったよりも弱い。ネズミを生成する効果を持つカードがたくさんありますが、チャンプブロックもできないし、協約の材料ぐらいにしか使い道がない。
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。