ども!MTGブロガーのまとんです。
2022年6月発売の統率者ドラフト用パック「統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い」で統率者ドラフトをやってきました!
今年の2月にやっていたので、これが2回目の統率者ドラフトになります。1回目の記事はこちら。
1回目のプレイでの学び:統率者とのシナジーを最優先にデッキを作ることが大事
前回のプレイで学んだことは、統率者戦は「とにかく統率者とのシナジーが大事」ということでした。
統率者は引きに関係なく、毎回のゲームで必ず唱えることができます。これがポイント。
これはカードゲームとしては非常に特殊な状況で、コンボのパーツの1つが必ず手札に入ることが保証されているようなもの。
なので、シナジーがあるカードはほぼ確実にシナジーを発揮できます。統率者とのシナジーを最優先でカードをピックして行けばいいんだなと学びました。
また、マナカーブも統率者を中心に考えるとよいです。例えば2マナの統率者を選べば、2ターン目の動きは統率者を唱えることになるので、2マナカードはピックしなくてよい、とまで思いました。
統率者戦はライフが40点もあって、序盤に勝敗が決することは少ないので、ゲームが長期化する前提で、自分がやりたいムーブをするデッキを作ればよさそうです。
今回は緑青ドラゴンランプで!
今回、ドラフト1パック目のレアカードは統率者に使えないゴミインスタント呪文だったので、やむなくアンコモンの統率者用クリーチャーを統率者に選びました。
選んだのは「うろこの歌姫、コーレッサ」。ドラゴンシナジーのシステムクリーチャーでした。
正直、「こんなんを統率者にしてもいいのか!?」と思ってしまいましたが、前回の学びを活かして、ドラゴンシナジーを最優先にしてドラゴンデッキを組む覚悟を決めました。
2マナなので2ターン目に確実に唱えられるシステムクリーチャーというのは良いし、タフネス4なので序盤の壁として十分なスペックでした。
すると、最高の相棒「ランタン・オブ・リーヴィング」をピックできました。統率者の能力でデッキトップを常に確実できるので、4マナタップの土地を場に出す能力を無駄なく使えます。
この結果、デッキトップがドラゴンカードならそのまま唱えられるし、土地なら場に出してマナ加速ができる。アドバンテージ製造システムが出来上がりました。
緑青のアーキタイプは「ドラゴンランプ」でした。要するに、マナ加速して、デカいドラゴンを出すというデッキです。青には比較的多くのドラゴンがいました。
さらに、ドラゴンではないですが全クリーチャーにトランプルと護法2を持たせる「ジャイアント・アンケグ」を出して、全てのドラゴンをトランプルにしてサイズで蹂躙する、という気持ち良いプレイができました。
ドラゴンランプデッキを支えるのは、ドラゴンシナジーのマナアーティファクトでした。ドラゴンクリーチャーを唱えるとオマケがついてきます。
例えば緑のマナアーティファクトを使うと、クリーチャーに+1/+1カウンターが乗って出ってきます。青だと占術2がついてきます。
これだけだとちょっとしたオマケ程度なのですが、強力なシナジーは「速爪の達人」との組み合わせでした。マナアーティファクトを1ターン2回使えます。例えば緑なら+2/+2カウンターを載せられます。
今回の対戦では「速爪の達人」を2体だして、ドラゴンクリーチャーが全て+2/+2カウンターが乗ってでてくるという気持ち良いシステムができました。
また「焚木」とのシナジーも強力でした。1ターンに焚木を3回も使えば、毎ターン6点ゲイン。ダメージレースで圧倒的優位に立てました。
統率者と「ランタン・オブ・リーヴィング」でアドバンテージを稼ぎつつ、マナアーティファクトでマナ加速もしていくと、マナが大量にでてきます。
大量のマナは、「タイモーラのインヴォーカー」や「シルヴァナスのインヴォーカー」などの8マナスペル持ちクリーチャーで有効活用できます。
また、緑青は除去が少ない色なので、「万能溶剤」が貴重な除去でした。万能溶剤は重いのが欠点でしたが、ドラゴンランプではマナは大量にあるので使いやすかったです。
ドラゴンランプが強いのは中盤まで。長期化すると勝てない
緑青ドラゴンランプは序盤に一気にマナ加速してアドバンテージを稼ぎ、中盤に巨大なファッティをガンガン出していけるデッキです。
最高潮では、8/8飛行・トランプルが4体で殴り掛かる、という気持ち良い場面もありました。
しかし、ドラゴンランプはそこが限界でした。あくまでファッティのステータスに依存するデッキなので、強いのは中盤まで。コンボデッキの終盤の全力には歯が立ちませんでした。
こちらは友人が作った緑白トークンデッキのキーカード。
統率者は「小さきものの呼び手、カディラ」。プレイヤーにダメージが通ると1/1ウサギが倍増していくという恐ろしいカード。
「まぁ4体ぐらいになってもドラゴンの前には大したことないっしょ」と舐めてかかっていたら、「エインシャント・ゴールド・ドラゴン」との組み合わせが凶悪。20面ダイスの目の数だけ1/1飛行フェアリーが出ます。
まず、ドラゴンで期待値10体のフェアリーがでて、その後に10体のウサギが追加ででます。やばすぎる。
次のターンにもう一度殴れば、期待値でフェアリーが20体になり、ウサギが40体になります。数の増え方がヤバすぎる。
さらに「料理長」エンチャントを普通に出しておけば、全てのトークンが2/2で出てくる。
ひどいときは2/2ウサギ36体、2/2飛行フェアリー20体に殴られて112点ダメージとかいう、ドラクエのイオナズンみたいなダメージを叩き出してきました。即死でした。
運よく他のプレイヤーが全体-2/-2の除去でトークンを一掃してくれましたが、またすぐに期待値20体がでてくる。恐ろしすぎました。
僕が8/8トランプルのファッティで殴っても、「ウサギ36体のうち4体でブロックします」みたいな、兵士を数字として扱う、人の心を失った指揮官のようなスタイルの戦闘をされて、もはらドラゴンでは全く歯が立ちませんした。
統率者ドラフトは楽しすぎる!!
2回目の統率者ドラフトは、ドラフトとデッキ構築に1.5時間、1ゲーム2.5時間ほど。
めちゃくちゃ長いし疲れるけど、本当に楽しいです!!
みなさんもやってみてください!!
バルダーズゲートのパックは人気がなくて、1BOXが8130円(2023年10月29日現在)です。1BOXで24パックなので、ドラフト1回あたり1000円程度で遊べます。めっちゃ安い!
トップレアだった「白羽山の冒険者」が2023年3月にレガシーで禁止されてしまい、いよいよニーズが無くなったのだと思います。みなさん、統率者ドラフトのために買いましょう!!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。