ども!育児ブロガーのまとんです。
初めて子供と一緒に駒場キャンパスに来ましたが、子供の遊び場に良いキャンパスだなと思ったので紹介します!
長女の「国旗検定」の会場だった
駒場キャンパスに行った理由は、長女が受験した国旗検定5級の会場だったからです。
国旗検定は小学3年生から一人で受験できますが、3歳以上から親子で一緒に試験が受けられる「親子検定」という受験方法があるため、子供の初めての検定にちょうど良い検定です。
親子検定では親子が隣の席に座り、一緒に問題を解くことができます。問題文にはふりがなが振ってありますが、小さい子供は問題を読むのが難しいので、親が代わりに読んで一緒に考えることができます。解答用紙への記入も親が代筆してOKです。
ただし、親も一緒に受験する形になるので、検定料は二人分かかります。国旗検定5級では一人3500円なので、親子で7000円です。
まぁ、我が家の教育方針として「知育や教育のためには金を湯水のように使って構わない」と思っているので、全く問題ありません。
検定を受けるにあたって、長女は国旗全195ヵ国のほとんどを覚えていました。子供の記憶力の良さはすさまじい。また、嫁の「子供の好きなことにトコトン付き合ってあげる」教育の実行力には、頭が上がりません。
で、この国旗検定の東京会場が、東京大学の駒場キャンパスだったので、久しぶりに駒場に行ってきました!
東京大学 駒場キャンパス
とういうわけで、久しぶりに駒場にやってきました。
僕は大学2年生まで駒場に通っていました。初めての大学生活の2年間をここで過ごしたことになります。サークルとかバイトとかの思い出が詰まったキャンパスです。
3年生になってからは本郷キャンパスに移ったので駒場に来る機会はほとんどなくなり、社会人になってからも採用の一環で学生に会うために数回来た程度でした。とても久しぶりに感じます。
自分の母校に子供を連れて来るというのは、とても良いことですね。
長女が国旗検定を受けている間、次女と一緒にキャンパス内を散歩しました。
駒場の銀杏並木。1年生の授業が行われる教室と学食を繋ぐルートなので、毎日何回も往復した道です。
秋なので銀杏臭くて溜まらなかったです。それも懐かしいな。
理科1類の学生実験をやる建屋の前にある噴水的な池。この日は水が張っていなかったです。
実験が辛くて発狂した学生は、この池に飛び込むとか、飛び込まないとか。
霧箱で放射線を可視化する物理実験とか、溶剤から有機物を同定する化学実験とか、やりましたね。学生実験がある曜日は夜遅くなるので大変でした。
図書館。2階より上には大量の自習席があり、試験期間は閉館まで満席となる。
学生の僕は図書館で、こそこそとパソコンを広げてブログと書いていました。
(当時のブログは「東大を受験する限界浪人生ブログ」から「東大楽しいぜ!うぇーい!ブログ」に変わった時期だったので、内容が明らかにつまらなくなって、急激に読者が離れていく時期でした。ブロガーとしては辛かった。)
入り口の立て看板のフォントが、なんかゾワゾワする。
900番講堂。駒場で一番大きい教室です。僕はここで統計の講義を受けていました。
オウム真理教の教祖「麻原彰晃」が学園祭で講演していたのがこの講堂です。
駒場キャンパスの中にあるフランス料理店「ルヴェソンヴェール」。
学生の時は使うことが無かったですが、実は学生割引が使えるのでお得だったらしい、と卒業した後に気がつきがち。
ランチのコースが1500円ぐらいなので、今考えるとめっちゃ安いな。下手にファミレス行くより安いかも。
卒業後に友達がここで結婚式を挙げたので、お呼ばれしたこともあります。
僕が学生の頃は無かった体育館が新設されていました。
以前は老朽化した古臭い体育館がありましたが、この日は取り壊されているところでした。
僕は音楽系サークルだったので運動系サークルの事情はよく分からんのですが、駒場には運動系サークルがたくさんあるので、素晴らしいことだと思います。
駒場の多様性
以前にどっかの偉い人がスピーチかなんかで「駒場はサロン的雰囲気が良い。この雰囲気は失ってはならない」と言っていたのを覚えています。
「サロン的ってなんやねん」と思ったものですが、なんとなく言いたいことは分かりました。
駒場というのは色んな人がいるキャンパスです。地方でガリ勉やってた眼鏡オタクから、大学デビューしてスポーツや音楽に精をだすチャラチャラした奴、妙な思想にハマったヤバイ奴。でもみんな勉強は必死でやっていて、図書館は夜遅くまで自習する人で溢れている。
1年生は教養課程なので、文系理系に関わらず、文系科目も理系科目も好きなものを履修できる。僕は理科一類でしたが、経済史や哲学史の講義を履修したりしていた。
さらに駒場には教養学部の大学院もあるので、一回り大人になった人もいる。構成員の年齢層が広い。
こういう多様性をまとめて「サロン的」と表現しているのかなぁ、と思いました。
この多様性の中には、「子供を連れて来る人」も含まれていたのかもなと、今回自分で行って見て、理解を深めました。
学食
駒場の人がみんな集まるのが、学食です。
1階の安い学食と、2階のちょっと高級な学食があるのと、売店的な購買部と、書籍部もある。大体全てここで揃います。昼休みは人で溢れます。
学食のテラス席。いつもここらへんで昼飯を食べていたなぁ。
お金が無かったので、家からタッパに白米を詰めてきてライス80円を節約し、オカズだけを買ったりしていました。
「勉強してる眼鏡」「席を占領するテニサー」「子供を連れてくる近所のマダム」などが集まる学食でした。気が付いたら自分は「マダム」側になっていた。
学生の僕は学食で、MTG友達と2人でリミテッド戦をしていました。学食の窓際の席で「ヴェールのリリアナ」を引いた覚えがある。
学食前の広場は近所の子供たちの遊び場になっていました(土曜日の10時頃)。
長女のバイオリンを持ってきて、気持ちよく弾いてもらいました。
書籍部。本屋です。授業で扱う教科書が売られています。
大学の書籍部は時勢を反映した本がチョイスされているので好きです。この日はChatGPT関係、ウクライナ関係が多かったです。
購買部では東大グッズを購入!
「東京大学湯呑み」は珍しかったので買ってしまいました。
イタトマ(イタリアン・トマトカフェジュニア 東大駒場店)
最後に、イタトマに行ってきました。
イタトマは学食の隣にあるレストランです。
学食と比べると少し高額なことと、食事が出てくるまでに時間がかかることから、昼休みに学生が使うにはちょっと使いづらいお店でした。
ただ、土曜日の空いている時間に子供と行って見ると、めちゃくちゃ良いお店だということに気づかされました。
まず、店内がキレイ!
学生の時はあまり意識していなかったですが、普通に広くてオシャレな快適空間ですね!
都心のレストランに比べると席の間隔も広くてよい。
嫁曰く「新宿にあったら連日満席になるだろう」
外にはテラス席もあり、緑を感じられる気持ちの良い風景です。
実はこの緑の奥には、駒場の暗部「数学科」の根城があり、そこだけ異質な空気が漂っているのですが、それは近所のマダムには知り得ないことでしょう。(一般に「数学科」はヤバイ奴が集まる。しかもここには大学院生も集まるので、「数学科の大学院生」が「18歳の1年生」と同じ学食を食べていると精神をやられるという噂)
イタトマのメニューは普通に美味しい!
朝はモーニングセット600円ぐらい(トースト+ベーコン+スクランブルエッグ+サラダ+ヨーグルト+ドリンク)が良い感じでした。
モーニングの時間には、写真の「厚切りトースト」160円がコスパ良かったです!子供たちが喜んでバクバク食べていました。
追加で「厚切りトースト3皿」を注文して、たったの480円。やっす!コンビニの菓子パンより安いやんけ!
なんだか世の中の物価の上昇を反映していないような、良心的な価格設定が維持されたお店でした。
以上、子連れでの駒場キャンパスを回ってみました。
学食前の広場が子供の遊び場に最適で、イタトマも快適なレストランとして使えます。是非みなさんも行って見てください。土曜日の朝10時ぐらいが空いててオススメです!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。