ども!育児ブロガーのまとんです。
先日、お台場(有明)に家族旅行に行きました。
お台場に来たので、久しぶりの東京都水の科学館に行ってきました!
水の科学館とは?
東京都水の科学館は、東京都水道局が運営する水に関する科学館です。
有明給水所に併設されている科学館で、本物の給水所の中を見学するツアーも開催されています。
東京の科学館と言えば、上野の国立科学科学館、お台場の未来館などが代表的ですが、水の科学館は「水」をテーマにしたこじんまりとした科学館です。
なんとなく、小学校の理科室を思い出すような、ノスタルジックを感じる雰囲気です。
東京都が運営しているので、入場料がタダなのが嬉しいところ。
場所は、国際展示場(ビッグサイトに行くところ)駅から徒歩8分ほど。駅から、パナソニックの展示場を抜けて、武蔵野大学有明キャンパスを迂回したところにあります。ちょっとアクセス悪いです。気楽に行けるような立地ではないのが勿体ないところ。
僕が以前に来た時は学生時代でした。嫁と2人で「こじんまりとしているけど、けっこう楽しめたね」という印象を持っていました。
それから数年経ち、子供を二人連れて、久しぶりにやってきたわけですが・・・
子供が楽しめる水の遊具が良い!
1Fのメイン広場「アクア・パーク」のうきうきプール。
山から流れてくる川の水を、水のオモチャでバシャバシャできるという場所でした。
子供って、水のオモチャが大好きなんですよね!!!長女も次女もお気に入りのようでした。
水の銃。水のビームを、山の中の標的にあてるとクルクル回せるという遊具。
水の勢いがかなり強くて迫力があります!水圧の力が良く分かる。おそらく内部でコンプレッサーで水圧を高めているのだと思います。これもタダ。
ディズニーシーの「トイストーリーマニア」の物理版(水)といった印象でした。100円の有料だったとしても納得するクオリティ。
水のシャワー。ドームの中に入って、外から誰かがボタンを押してくれると雨のシャワーを浴びることができます。
流れる水を下から見るのは珍しい経験です。不思議な水の模様を楽しめました。
3Fの水のたびシアター。15分ごとに映像が上映されていて、快適なソファーに寝そべって見ることができます。プラネタリウムのようなシアターです。もちろんこれも無料。
内容は、水が雨となって森に落ちて、川を流れて海にたどり着き、また雨になって循環するというストーリーなのですが、ナレーションやテロップが無い映像のみだったので、ちょっと物足りなかった。個人的には、もっと解説が欲しかった。
一方、3歳の長女は、真っ暗なシアターが怖くなってしまい、最初の3分を見て退場。トホホ。
科学的なコーナーは小学生以降なら楽しめそう
水の科学館は水がテーマです。
「水はどこからくるのか?」をテーマにした、森と自然と源流のコーナー。「暮らしの中の水」をテーマにした、水道や台所や食品のコーナー。そして「水の不思議」をテーマにした、水の実験室コーナーがあります。
僕は水の実験室コーナーが大好きでした。さすが科学館。理科についてはガチの設備が用意されています。
こちらは等身大のシャボン玉を作れる装置。
真ん中の鎖を引っ張ると、六角形のポールが床のシャボン液から上昇し、なんとシャボン玉の中に自分が入ることができるという装置です。すごいものを作るなぁ。
「シャボン玉とは何か」とか考えたくなる設備でしたが、長女は1回目で怖くなってしまって、2回目はさせてくれませんでした。
他にも、真空装置を使った水の真空実験展示とか(これ見よがしにコンプレッサーが展示されていた。こんなん理系のパパは大興奮ですわ)、ボルテックスリングの実験機(水のリングができる原理実験)など。
僕が一番感動したのは、ぶくぶくタンクの実験機です。水にボールが浮かんでおり、下から泡をたくさん与えると、ボールの浮力が小さくなってボールが沈んでいくという実験です。
(名古屋科学館のサイトに解説がありました。
名古屋市科学館 | 科学館を利用する | 展示ガイド | キーワード検索 | 「ふ」ではじまるキーワード |キーワード【浮力】 | ぶくぶくタンク・ポコポコタンク)
高校物理では浮力=ρVg(ρ:水の密度、V:体積、g:重力加速度)で簡略表現されますが、周りに泡があるという条件は、この式では表現できませんよね。
泡がボールに触れる面積を引いて水圧を面積積分することになると思うのですが、どういう式になるのかな、とか考えさせられる実験機でした。
こういう会話を娘とできるようになりたい。はやく高校生になってくれないかな。
また、実験室ではライブ実験イベントが開催されていました。
この日は、「水を入れたポリエチレンの袋に、鉛筆を刺しても水が抜けてこない!?」という実験でした。有名な実験らしい。
参加者みんなで、水が入った袋に一本ずつ鉛筆を刺していくという、ハラハラドキドキする実験。3歳の長女も参加できました。
原理は、鉛筆を刺したときの熱でポリエチレンが熱収縮してスキマが閉じるという説と、水の表面張力で水が抜けないという説があるそう。
家のお風呂でも同様の実験ができるのでやってみてくださいという、知的なお土産をもらいました。嬉しい!
このライブ実験イベントは約15分ごと?に開催されているようで、一日中そこで実験を周回している猛者な小学生男子もいました(保護者は大変だ)。
子供と楽しめる水の科学館、オススメです!!
水の科学館は幅広い年代に楽しめる科学館でした。
幼稚園児には、巨大な水の遊具で思いっきり遊べます。
理科や社会を勉強した小学生は、水の循環や、上水下水の仕組み、水の科学実験など、色々楽しめそう。
理系修士のパパとしても、クラシックな科学実験機を自分の手で体験して、原理の数式を妄想して楽しむことができました。
ちょっとアクセスは悪いですが、都内在住の方は、是非一度行ってみてください!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。
ポリエチレンの実験は、HIKAKINさんも動画でやっていました