ども!育児ブロガーのまとんです。
すっかり子鉄になってしまった娘たち(3歳と1歳)。
今回は日暮里の有名なトレインミュージアム「下御隠殿橋(しもごいんでんばし)」に行ってきました!!
下御隠殿橋とは
JR日暮里駅の北改札を出たところにある跨線橋(こせんきょう:線路をまたぐ橋)です。
1日に20種類、約2500列車が行きかう、東京の大人気子鉄スポットとなっております。
13線が併走しており、日本最多の併走区間だそうです。
下御隠殿橋にはトレインウォッチングが楽しめるように見学用スペースが整備されており、荒川区役所が公式に「トレインミュージアム」と呼んでいます。
そもそも、日暮里駅というのは地理的に数多くの路線が通る場所に位置しています。
こちらは日暮里駅周辺の路線を図示したものになります。
まず、黒線。東京駅から出発するJR東の全ての新幹線は、上野、日暮里を経由し、大宮へ進んで、分岐しています。
JR東の新幹線と言えば、東北新幹線はやぶさ、秋田新幹線こまち、山形新幹線つばさ、北陸新幹線かがやきなどです。これら大人気の新幹線が全て、日暮里駅を通る形になります。
次に、青線の常磐線です。こちらは柏、水戸、茨城、仙台へと向かう、特急ひたちの路線です。
さらに、赤線の京成本線。上野と成田空港をつなぐ路線で、大人気のスカイライナーの路線となります。スカイライナーも日暮里駅を通ります。
灰色点線の日暮里・舎人(とねり)ライナーは、2008年に開業した新しいモノレールで、日暮里駅が始発となります。ただし、残念なことに舎人ライナーはトレインミュージアムからは見えません。
このように、日暮里駅は東京の北東部の代表的な路線の多くが通る場所に位置しています。
僕たちは先日、東京駅に新幹線を見に行ってきたのですが、
東京駅発着ののぞみ以外の全新幹線が日暮里駅を通る上に、さらにスカイライナーにも会えるとあって、日暮里駅の地理的優位性はすごいなと思います。
ただし、東海道新幹線(のぞみ)は、東京駅から南方面に向かうので、日暮里駅では見れません。のぞみを見たければ、品川へ!
アクセス
下御隠殿橋は、JR日暮里駅の北改札を出て、西口または東口のどちらかから屋外に出ると、目の前に広がっています。
橋の反対側がトレインウォッチング用のフェンスになっています。子鉄たちがたくさんいるので、すぐに分かります。
まずは横断歩道を渡って、橋の反対側に渡ります。
ゆったりと広い歩道になっていて、車道との間には頑丈なフェンスが設けられています。
横断歩道の部分だけはフェンスが無いので、子供が車道に飛び出さないように注意が必要です。
橋の一部にはこのように丸いベンチが置かれており、ここがトレインミュージアムの代表的なエリアとなっています。
ただし、写真を見てもらえば分かりますが、透明のアクリル板が曇っていて、子供の身長ではここから電車が全く見えません。
この場所は身長が高い大人専用のエリアとなっていました。
橋の歴史の説明碑がありました。
荒川区が「トレイン・ミュージアム」と公式に呼んでいることが分かります。
この説明によると、下御隠殿橋は昭和3年(1928年)に建設。
60年間の老朽化対策として、昭和63年(1988年)に橋の架け替えが決定。
平成元年~平成7年(1995年)にかけて工事が行われて、現在のトレインミュージアムができたようです。
つまり、現在のトレインミュージアムは、築27年ということです。かなり古いですね。この橋は一回作り直されたからまだマシですが、作り直しがなかったら、築94年ということになります。
東京のインフラが、いかに老朽化しているかを感じました。
特急列車が次々に来るぞ!!!
それではトレインウォッチングの開始!!
はやぶさ・こまち連結
幸運なことに、いきなり東北新幹線E5系はやぶさと秋田新幹線E6系こまちの連結車両に遭遇!!
これは運が良い!!!
東京駅のホームで見るときと違って、上から見下ろすアングルで見れるのが嬉しいです!
「はやぶさの屋根は黒いんだな。掃除していないのかな」と思っちゃいました。
ちなみに写真の奥には京浜東北線が見えますね。
在来線(山手線、京浜東北線、常磐線(上野東京ライン)、京成本線)は1分に1本くらいのペースでひっきりなしに来ます。
在来線はガチャでいうとコモンです。はやぶさ・こまち連結はスーパーレアでしょうか。
かがやき
かがやきはブルーカラーが美しい車体で、屋根もちゃんとキレイにしてありました。車両がまだ若いからかもしれないですね。
E7系は、北陸新幹線(軽井沢~長野~富山~金沢行)と上越新幹線(越後湯沢~新潟行)で使われているので、本数としては多いです。レア度はレアぐらい。
つばさ・やまびこ連結
こちらは、写真が小さくて見えづらいですが、山形新幹線E3系つばさと、東北新幹線E2系やまびこの連結車両です!!
つばさは1時間に1本くらいしか走っていないため、出会えるのはレアです!さらに連結車両!!!これはスーパーレアですね!
ちなみに、嫁はつばさがお気に入りです。僕ははやぶさ。長女はかがやき。次女はこまち。
特急ひたち
こちらは常磐線の特急ひたち!
ひたちは先頭車両の顔つき(特に目)がカッコイイなと思います。
ひたちは大体30分間隔で運行しているので、たまに会えます。レア度はレア。
ひたちの良いところは、上りと下りがほぼ同じタイミングで走っています!
運が良いと、上りと下りが交差するところを見ることができました。
特急ひたちは、以前はスーパーひたち、フレッシュひたちという名前でしたが、2015年に特急ひたち・ときわに統一されたそうです。
昭和の電車は「スーパー」などと横文字が付けられた電車が多いですが、平成後期にシンプルな名前に統一された路線が多いなと思います。(スーパーあずさ→特急あずさ、スーパービュー踊り子→特急踊り子、など)
命名センスが時代と共に移り変わっているなぁと感じます。
スカイライナー
最後に、京成本線の特急スカイライナー!
スカイライナーは白と黒のシャチを彷彿とさせるシックなデザインで、めちゃくちゃカッコいいです!
車体に「SKY LINER」のロゴが描かれているため、電車に詳しくない人でも名前が分かるところも良いです。
スカイライナーは新幹線を除くと、日本で最速の時速160kmで運転しています。
スカイライナーは大人気なわりに、5分に1本ぐらいの高密度で運行しているので、何回も会うことができます。レア度はアンコモンです。
ちなみに、トレインミュージアムの隣に立つタワマンは、ステーションポートタワー。
こちらの南西側のお部屋なら、毎日家からトレインウォッチングができるということに。うらやましすぎる!!!
ステーションポートタワーの中古マンション購入・売却・賃貸相場
中古価格としては、築14年の60~75平米、2LDK~3LDKで、5000~6000万円台のようです。
厳密には山手線の外側とは言え、JR山手線の駅ほぼ直結という立地でこれは、ちょっとお買い得なのではないだろうか。(買えないけどな!!!)
谷中銀座商店街
トレインミュージアムから左手に進むと、谷中(やなか)銀座商店街という、有名な商店街に徒歩3分ほどで辿り着きます。
途中の分岐点を右手に進みます。分岐後は、ほぼ歩行者天国になっているので、歩きやすいです。
商店街の手前に急斜面の階段(「夕やけだんだん」という名前の階段)があるため、ベビーカー連れだとちょっと大変です。いちおう、右手に幅の狭いスロープがあるのでなんとか進めました。
ベビーカー連れの場合は、先ほどの分岐を左に進んで、遠回りですが階段を通らないルートを選んだ方がよさそう。
商店街は、地元民4:と観光客6ぐらいの比率に感じました。真っすぐ5分ほどで端っこまで歩ける短い商店街です。
一番奥のところに、メンチカツで有名な「肉のサトー」があります。トレインミュージアムの帰りに、ここでメンチカツを買って食べ歩きしながら帰るのが良い感じでした。メンチカツは大変おいしゅうございました。
日暮里トレインミュージアムの感想
日暮里トレインミュージアムと、前回に訪れた子鉄スポット「三鷹車両センター」と比較します。
<会える電車>
JR東の全新幹線、特急ひたち、スカイライナーに会えます!種類が豊富で素晴らしいです。文句なしの贅沢子鉄スポットだと思います。
三鷹車両センターでは、中央線にしか会えません。
<安全面>
頑丈なフェンスがあるとはいえ、隣は車道なので、ちょっと不安です。常に子供の安全に気を配る必要があります。
三鷹車両センターは、歩道だけで、自転車も通らないので、安全面では三鷹車両センターに軍配が上がります。
<電車とのコミュニケーション>
特急電車は早すぎて、手を振っても反応がありませんでした。在来線もです。クールな都会の電車というイメージでした。
三鷹車両センターでは、手を振れば中央線が汽笛を鳴らしてくれて、電車とコミュニケーションを取るという新感覚を味わうことができました。地元の電車というイメージでした。
<周辺環境>
谷中銀座商店街のぶらり旅もできるのがメリットです。
三鷹には、特に何もありません。三鷹ジブリの森は、ちょっと遠いんだよなぁ。
総じて、どっちも良かったです!!!優劣はつけられないですね!
嫁は、東京駅のKITTE屋上スペースがベストスポットとのこと。
次はどこの子鉄スポットに行こうかな!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。
日暮里トレインミュージアムはこちらの絵本でも紹介されています。