メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

平成最後に教育資金を考える。つみたてNISAで資産を形成!

ども!ファイナンシャルプランナー2級のまとんです。

平成最後の日ですね。こういった節目の日は、家計を見直すチャンスです。

普段は忙しくてゆっくり考える時間が無い人も、この連休を使って、家計を見直してみませんか?

お金を貯める3本の柱

ファイナンシャルプランニングの考え方では、お金を貯める方法は三つあります。

1. 収入を増やす(昇給する、出世する、転職する)

2. 支出を減らす(無駄遣いを減らす)

3. お金を増やす(投資する)

1,2,3は全てバランスよく行うことが大事です。一つでも疎かにしてはいけません。

例えば、汗水たらして必死に働いて特別ボーナス1万円を得たとしても、「自分へのご褒美」として1万円の洋服を買って贅沢しては、お金は1円も増えません。

家計を切り詰めて生活水準を落とし、毎月の支出を3万円下げるよりも、転職して年収50万円アップしたほうが、効果があります。

お金を貯めるためには、1,2,3の全てをバランスよく進めるのが大事です。

なぜ家計を見直すのか?目標を決めよう

ファイナンシャルプランニングでは、目標設定が大事です。

基本的には、ライフイベントごとに必要な金額を定めて、それを目標にします。

よくあるのは、結婚資金、住宅購入資金、子供の学費資金、老後資金です。

ここで僕は、老後資金についてはあまり重要視していません。

なぜなら、令和は人生100年ライフシフトの時代であり、生涯現役で稼ぎ続けることになると想定しているからです。

なので、「定年を迎えて収入が無くなったあとの資金を準備する」という目的の老後資金はナンセンスだと思っています。

また、僕は既に結婚しているし、令和時代には家は買うべきではないというスタンスを持っています。このスタンスについては、下記記事にまとめました。

令和時代に家を買うべきかどうか問題 - メタラーまとんがハイソにやらかすようです

よって、僕が注目するのは子供の学費だけです。

まとんの目標:子供を私立医学部に入れる学費の形成

僕は、子供の進路選択にあたって、学費で制限をかけたくないと考えています。

僕が高校生の頃、僕の親の年収では私立の医学部は絶対に不可能でした。

同じ高校に通っている友達の多くは私立を選択肢に入れて受験していたので、悔しい思いをしていました。

僕は親として、子供の選択肢を広げるために、努力を続けます。僕は考えることを止めません。この熱意については、下記の記事にまとめました

教育の機会均等を実現するのは親の努力 - メタラーまとんがハイソにやらかすようです

私立医学部の目標額は2000万円/子供

では、現実的な目標額を設定していきます。

私立医学部の6年間の学費は、このページを参考にしました。

医学部学費ランキング(国立・公立・私立大学)|医学部受験マニュアル

・学費が安いことで有名な順天堂大学2080万円

・第10位の東京医科大学:2940万円

・第20位の聖マリアンナ医科大学:3440万円

国立大学:約350万円。

もちろん国立大学に行って欲しいし、僕は御茶ノ水駅が好きなので、東京医科歯科や順天堂に子供が行ってくれれば、とても嬉しいです。

ただ、受験の結果なんて分からないし、今から親ができることは「資金を確保しておくこと」だけです。

この調査から、僕は目標金額を「2000万円/子供の人数」と決めました。

子供が一人なら、2000万。二人なら、4000万です。

これだけ資金を確保できれば、あとは自由。ということですね。

また、僕は医学部にこだわっているわけではありません。子供の夢を尊重します。例えば、「海外に出て活躍したい!」などの夢を抱いてくれてもいいです。

どんな夢を持ってくれたとしても、これだけの資金があれば、親として対応できると思います。

学費を形成する方法は、主に3パターン

目標額を決めたところで、具体的にどうやって資産を作っていくか、考えます。

僕の考えとして、学費形成は主に三つの方法があります。

1.貯金・定期預金

単純に、銀行口座にためておく方法です。

メリットは、今すぐ簡単に始められて、リスクが無いことです。(日本がインフレ経済に戻ることは無いと仮定)

デメリットは、銀行口座に現金を置いておくと、いつでも引き出せてしまうため、つい使ってしまうリスクがあることです。

このリスクを減らすためには、(1)教育資金用に別の口座を作って区別する、(2)定期預金にして引き出すのを難しくする、などの方法があります。

また、円は実質ゼロ金利なので、貯金をしてもお金が増えることは無いと考えるべきでしょう。

(定期預金は、普通の貯金よりも利率が高いというのが一般論ですが、それは昭和の話です。平成や令和では、ゼロ金利と考えるべきです。定期預金は昭和のコンテンツです。

2.学資保険

損保会社の学資保険という金融商品を少しずつ購入していき、子供の進学時にお金を回収して、結果的に貯金したことになる方法です。

特徴として、親が亡くなった場合、支払いが免除されて、進学時にお金を受け取ることができます。

つまり、生命保険と同じ効果があります。

メリットは、簡単に引き出すことができないことです。貯金が苦手な人にはオススメです。

また、親世代は学資保険を使っていた人が多いので、親戚に「ちゃんと学費溜めているよ」と説明する際にウケが良いでしょう。

デメリットは、仮に満期まで払い続けたとしても、せいぜい5%程度しか増えないことです。

また、途中で解約したら基本的に元本割れするので、一度買い始めたら18年間は買い続けることになり、自由度がありません。

 

僕の個人的な考えとしては、学資保険はオススメできません。

死亡リスクへの対応は、本質的に、「自分が不慮の出来事で死んだ後に、妻と子供が苦労しないようにする」ことです。

であれば、掛け捨ての安い生命保険に入ったり、自分が死んだ後の妻と子供の選択肢を準備しておくことを考えるべきだと思います。

まず、夫を亡くした後の妻が受け取れる公的な年金である、寡婦年金の取得方法を確認しておくのが大事です。年金制度は、申請しないと貰えません。

他にも、例えば、「僕が死んだら、天国の僕のことは気にせずに、すぐに再婚してくれ。なるべく金持ちの男と。」と遺書に書いておくことの方が、効果があると思います。これならゼロ円で死亡リスクに対応できます。これで生命保険の額を減らし、子供の学費に充てる方がリーズナブルです。

3.投資

証券会社の株や投資信託などの金融商品を購入し、積極的にお金を増やしていく方法です。

メリットは、運用がうまくいけば資産を数倍に増やすことができることです。(上記の貯金や学資保険では、資産を10%以上増やすことは不可能です。)

デメリットは、運用がうまくいかなかった場合に資産が減ることです。

また、デイトレーダーのようにチャートに張り付くと、時間がかかるため、実質的にお金(時間)がかかってしまうことです。

 

これらのデメリットを解消する、僕が考える最良の方法は、「つみたてNISAで、ほったらかし投資」です。

つみたてNISAは金融庁が主導で「生活者が安心して投資できる」ように設計されており、金融庁によって厳選された、低リスクの商品だけを買えるようになっています。

また、つみたて方式(毎月定額を購入)にすれば、チャートに張り付く必要が無いため、時間がかかりませんし、ドルコスト平均法で資産が減るリスクを下げられます。

つみたてNISAの詳細は下記の記事にまとめました。

楽天証券で「積み立てNISA」始めました。投資に興味無いエンジニアにオススメ! - メタラーまとんがハイソにやらかすようです

月3万のつみたて投資で、20年後に1200万の試算

僕はつみたてNISAで、「月3万円をつみたてると、年利5%複利で、20年後に1200万円になる」という試算をしています。

f:id:highso:20181113021256p:plain

この試算の詳細を知りたい人は下記を参照。

【楽天証券】積立NISAで「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」発射!!「楽天・全米株式」との比較と、20年間の試算してみた - メタラーまとんがハイソにやらかすようです

これを、2018年の12月から始めました。

子供が18歳になる際には、ざっと1000万円です。

ウーン、目標額の2000万には足りないですね。

さらに月3万を追加して、月6万のつみたてにする必要があるようです。

まとんのつみたてNISAの進捗(2018年12月~2019年4月)

僕はこれが人生で初めての投資なので、正直、ドキドキしています。

しかし2019年4月現在、成績は順調です。

f:id:highso:20190430103116p:plain

5か月分の投資(3万*5カ月 + 楽天ポイント1%*5カ月 = 151,500円)で、トータルリターンが12799円。

目標通り、利率5%の成績をクリアしています。このまま推移していってほしいです。

f:id:highso:20190430103124p:plain

こちらは、僕が投資している投資信託「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」のチャートです。

2018年の年末に地獄の下落を見せましたが、2019年になってからは順調に伸びています。

今後も、上がったり下がったりするでしょうが、18年後にプラスになっていてくれるだろうか。(初心者なのでドキドキです)

世界経済が順調に成長してくれることに期待します。

妻のつみたてNISA枠も活用して、つみたてを月3万増やす

さて、ここからが本題なのですが(前置きが長くなりすぎた)

上記の見積もりによると、教育資金2000万を確保するためには、僕のつみたてNISA枠月3万だけでは不十分で、追加で月3万をつみたてる必要があることが分かりました。

つみたてNISAは一人の投資額に限度があり、年間40万までです。なので、僕は月3万に設定します。

月6万の投資をするためには、妻のつみたてNISA枠も使おうと思っています。

また、子供の「ジュニアNISA」枠もあります。ジュニアNISAの投資口座を作るためには、まず子供の銀行口座が必要で、ちょっと作るのがめんどくさいです。

どうやって月3万円を確保するか?

まず、大前提として、現在の生活水準を下げたくはありません。

例えば、昼食代を削るのはナンセンスだと考えています。

昼食では十分なエネルギーを確保して、健康体を維持し、良い仕事をして、収入を増やすことに集中したいです。結果的にお金が増えると信じています。

贅沢な外食を減らすのはアリだと思いますが、家族の幸せな時間はなるべく犠牲にしたくありません。

そこで、「子供ができることで得られる追加収入」に着目していきます。

1. 国の児童手当(2歳まで月1.5万、3歳~中学生まで月1万)

児童手当は、出生届を自治体の窓口に提出するときに手続きをしますよね。

なかなかどうして、結構もらえます。2歳までは月に1.5万円ももらえます。

これで、「月3万」の半分を一気に確保です!!これをつみたてNISAに流しこんでいきます。

現在の日本は、子育て世代への支援制度が豊富です。全部使って行きましょう。

(日本国民から徴収した税金を、児童手当で受け取って、それを投資信託で非日本企業に投資することになるので、日本から資金を流出させている形になりますが、まぁ、これが経済ですよね。最終的に、日本の大学に還元される予定です。)

2. 会社の家族手当(月1万)

僕の会社はありがたいことに、扶養親族が一人増えると、月1万円の家族手当がもらえます。

助かります。これも投資資金に回しましょう。

3. ジムを解約(月7000円)

僕はティップネスというフィットネスクラブに通っていたのですが、泣く泣く解約しました。これで月7000円を確保です。

身体を鍛えることのメリットは多くて、健康体を維持できる(医療費の支出を削減)、ポジティブなメンタルで仕事に良い影響(収入の増加)、などあるのですが、

現実問題として子供が産まれてからは、育児が忙しくてジムに行く時間が確保できませんでした。

こういうときは、思い切って解約するのが大事ですね。

また時間が確保できたら、回数券で利用したり、自治体の安いジムを使おうと思います。 

これらを使って、月3万円をなんとか確保できそうです。

 

転職で一気に収入を増やすのも現実的な選択肢

転職は収入を増やすチャンスです。転職で収入を50万増やせば、そのまま月3万が確保できます。

僕は、ここぞというタイミングでチャンスを逃さないために、土日は技術書を読んで勉強し、エンジニアとしての能力を高めています。

とはいえ、転職は生活基盤をガラリと変えることになります。

ゴールデンウィークの家計の見直し」レベルでできる話でもないので、今回は割愛。

資産形成の基本は「余った分を貯金」ではなく「強制的に貯金」

今回、アグレッシブに「月3万」を確保しにいきましたが、資産形成ではこのように、「強制的に貯金」することが大事です。

ぼんやりしていると「余った分を貯金しようかなぁ~」と考えがちですが、それはアンチパターンです。

なぜなら、「余った分」の定義が曖昧だからです。

お金に余りなんてあるわけないし、あればあるだけ使いたいのが人情です。

ならば、最初から「定額を強制的に確保」。これは資産形成するためのファイナンシャルプランニングの基本です。

つみたてNISAとiDeCo(イデコ)の比較。子供の学費が目的ならiDeCoは無意味

令和元年のにおける、お得な節税の制度としては、「つみたてNISA」iDeCoがあります。

どちらも、投資の運用益にかかる税金を節税できるのは同じですが、iDeCoではさらに、掛金にかかる税金も節税できます。

例えば、3万円投資して、4万円に増えた場合、どちらも増えた1万円に対して節税できますが、iDeCoではさらに最初の3万円分でも節税できます。

このため、iDeCoの方がお得で、「とりあえずiDeCoをやっておけ」という雰囲気があります。

しかしiDeCoのデメリットとして、60歳になるまで引き出すことができません。iDeCoのターゲットが、家庭の老後資金の形成にあるからです。

一方で、つみたてNISAではいつでも引き出すことができます。つみたてNISAのターゲットが、金融庁が主導の経済活性化にあるからです。

今回、僕の目標は「子供の大学の教育資金」なので、60歳になる前に引き出す必要があります。そのため、iDeCoは無意味です。

老後資金の確保が目的の場合は、iDeCoの方がオススメです。

老後に備えてブログと勉強

僕は老後に備えて、60歳以降の収入源を確保しようとしています。

具体的には、ブログ収入や、老練エンジニアとしての収入です。

そのために勉強したり、会社での成果発信に向けて頑張っています。

僕の「老後×エンジニア」論については、この記事にまとめました。

「老後の月8万円」を、エンジニアの君はどうやって稼ぐか - メタラーまとんがハイソにやらかすようです

まとめ

  • お金を貯める3本の柱:収入を増やす、支出を減らす、お金を増やす
  • 目標金額を設定しよう。僕の目標は子供の私立医学部の学費2000万/子供。
  • 学費形成の3パターン:貯金、学資保険、投資。つみたてNISAで投資がオススメ。
  • 月3万のつみたてで20年後に1200万の試算。今のところ順調。
  • さらに月3万を確保するため、児童手当と家族手当と、フィットネスジムを解約。
  • 資産形成は「余った分を貯金」ではなく、「強制的に貯金」が基本
  • iDeCoもオススメだけど、60歳まで引き出せないので教育資金には使えない

平成最後の日に、自分の家計を棚卸して、資金目標を明確にしました。

みなさんも、ファイナンシャルプランニングしてみてはいかがでしょうか。

 

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。

引用した記事

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com