メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

マイナーな投資信託で失敗した話。自分のセンスを信じたらダメ。

ども!投資ブロガーのまとんです。

今回は投資信託で失敗した話です!

特に、自分のセンスを過信して選んだ銘柄が大失敗したという、初心者が色を出したらいけないよという教訓事例になります。

つみたてNISAに加えて1.6万の投資信託を購入していた

初心者の投資の鉄板は、つみたてNISAですよね。

僕のつみたてNISAは失敗しておらず、ひたすら儲かっています。投資を始めてみようという友人や後輩に話すときには、必ずつみたてNISAをオススメするようにしています。

一方で、つみたてNISAは年間40万制限という仕組みなので、3.3万円つみたてが限度です。投資を始めると、もっと高額をつみたてしたくなります。

そこで2021年2月、投資中級者を自称していた僕は、非NISA枠で、1.6万円つみたてを追加しました。

特に楽天カードでは、月5万円までの投資信託購入でポイントが錬金できる仕組みがありました(※2022年夏から楽天ポイントは改悪するので注意)。楽天ポイントをすべて回収するために、

楽天カード5万制限 - つみたてNISA3.3万 = 残り1.6万つみたて」を投資ビギナーLv.2とか適当なこと言って開始しました。

highso.hatenablog.com

調子に乗ってハイリスクな投資信託を選んでしまった

ここまでは良かったですが、選んだ銘柄が悪かった。

ビギナーLv.2を自称しているわりに、「俺はちょっと投資が分かってきたぜ?」とか調子に乗っていた僕は、ハイリスクな銘柄を選んでしまいました。

具体的には、深センイノベーション株式ファンドと、iFreeNEXT NASDAQ次世代50です。

これがいかんかった。

 

深セン・イノベージョン株式ファンドは、中国のシリコンバレーと呼ばれる深圳エリアの会社に分散投資する投資信託です。

例えば深圳に構えるファーウェイは、中世ヨーロッパの城のような社屋に、広大な敷地、湖、敷地内を走る電車など、めちゃくちゃ憧れる世界です。エンジニアとして「ファーウェイのR&D部隊に転職したい」と思ったことは一度や二度ではありません。

www.businessinsider.jp

一方で、この投資信託深センイノベーション株式ファンド」の、信託報酬を含む管理費用は、なんと1.705%。初心者向けつみたてNISAの銘柄選びでは「とりあえず管理費用が0.1%台のものを選びましょう」と誰もが言う中で、1.7%はめちゃくちゃ高い数字です。

こういうテーマ型の投資信託は、管理費用が高くなってしまいがちです。管理費用が高いものは、基本的に良くない投資信託です。株価が上がらなければ、毎年1.7%ずつ資産が減っていくという、毒のダメージを背負った状態のような投資信託になります。

 

それでも当時の僕は、「僕は投資中級者(自称)。普通の投資家とは差別化を図っていかないといけない。エンジニアの僕は、技術の潮流が見えている。今は中国の深圳が熱い。普通の投資家は、まだ気が付いていないはずだ。俺はエンジニアとして、深圳に投資する!!」とかナマ言ってました。

多分、上記と全く同じ趣旨のことを、会社の後輩君にもドヤ顔で話してました。今考えると当時の自分をブン殴りたい。

確かにエンジニアとして深圳に強い憧れはあるし、発想は悪くないと思うんですが、それでも、投資の世界で色を出すべきではなかった。

一時は-28%まで落ち込んだ。つみたて解除しました。

下記は、2021年2月から毎月1.6万円ずつつみたてしている深センイノベーション株式ファンドの評価額グラフです(有料版マネーフォワードの画面)。

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つみたて開始して1年間ぐらいは、増えたり減ったりでまぁトントンだったのですが、2022年になってからは下落が止まらない。

2022年は中国に限らず世界的に株価が下落していたとはいえ、回復する兆しもなく、辛い状況でした。

このスクショを取った6/11は、ちょっと回復してマイナス9.76%までは戻ってきていたので良い日でした(回復したのでこの記事を書く元気が湧きました)

こちらは楽天証券のブラウザ画面での「あしあと」表示です。

一番ヒドイときでは、2022/4/26にリターンがマイナス7万円となっていました。入金額25万に対して28%のマイナスです。辛い!!

これを見て、4月の約定を最後に、深センイノベーション株式ファンドのつみたて1.6万を解除しました。

解除した1.6万つみたて分は、超無難な「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に切り替えました。投資初心者は、黙って無難なやつを買っておけ、ということだと思います。

既に買い付けしてしまった深センイノベーション株式ファンドの25万円分は、しばらく寝かせておいて、いつか値上がりしてちょっとでもプラスになったときに売ればいいかなぁ、というスタンスです。

 

ちなみに、嫁の1.6万円分では、「iFeeNEXT NASDAQ次世代50」を買っていました。

これは「次にNASDAQ100に選ばれるであろう、今後が期待される50銘柄」分散投資する投資信託です。管理費用は0.495%で、深センほどではないが、高めの数字です。

これも、自称中級者の僕が、調子に乗って選んでしまいました。

当時、eMAXISシリーズに対抗するiFreeNEXTシリーズがYouTubeの投資界隈で話題になっていて、特にNASDAQ100に連動する「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」は成績が良いと言われていました。

ここで調子に乗った僕は、「いや、リスクを取るなら、今NASDAQに選ばれている銘柄より、今後選ばれる銘柄の方に投資するべき。俺は次のGAFAを捉えるんや!!」とか思って、「次世代50」の方を選んでしまいました。アホでした。

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こちらがiFeeNEXT NASDAQ次世代50の評価額チャート。

深センよりはマシですが、儲かる気配が感じられない。

こちらも1.6万円つみたてを解除して、同じく「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に切り替えました。

本来あるべき投資信託のチャートはこういうの

つみたてNISA枠では、eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を2018年12月から3.3万つみたてを続けています。

日本を除く先進国に分散投資する投資信託です。管理費用は0.1023%。普通の投資信託です。

以下はその評価額のチャート。

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うん、気持ち良い。何度見ても気持ち良い。

入金額に対して、上がったり下がったりしながら、基本的には右肩上がりで増えていく。これがあるべき投資信託ですよ。

こういう銘柄を選んで、つみたて設定して、あとは安心してほっておく。そういう投資が良いんですよね。

結論:セオリー通り、管理費用が低い銘柄を選んでおけ

投資信託のセオリーは、管理費用が低い銘柄を選ぶことです。

今回、1.7%、0.49%、0.1%の3つの銘柄をつみたててみた結果、キレイに管理費用が低い銘柄ほど成績が良いという結果になりました。

もちろん、銘柄ごとにつみたて期間が違うので対象比較はできませんから、感覚での比較ではあります。

投資はセオリー通りの結果になるんだなぁ。と実感しました。

初心者は変に色を出さずに、セオリー通りに投資しておくのが一番。という教訓を得ました。

みなさんも投資信託を選ぶときは、素直に、管理費用が0.1%ぐらいのやつを選びましょう。

 

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。

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