メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

コナン映画「黒鉄の魚影(サブマリン)」を見ました!約30年続いたコナンがついに終わるのか!?

ども!アラサーブロガーのまとんです。

2023年のコナンの映画名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を見てきました!

率直な感想として、面白かったです!!

コナンの映画は年々パワーアップしている気がします。

www.conan-movie.jp

新しい技術をトリックに取り入れるのが良い

僕がコナン映画の好きな理由は、新技術をトリックに応用しているところですね。

今年の映画は顔認証、ディープフェイクなどが使われていました。世間的にブームとなった技術が2年遅れぐらいで採用されている気がします。

パシフィックブイについても、黒潮の流れを使った海流発電とか、海水でサーバーを冷やす海中データセンターとか、現実世界では研究レベルの近未来技術を採用しているのも面白いです。コナン映画にはちゃんとした技術監修がついているなぁと思います。

世界初,100kW級の海流発電の実証試験を完了 ~実海域での発電出力や姿勢安定性など,実用化に向けたデータを取得~|2017年度|ニュース|株式会社IHI

マイクロソフト、海底データセンターの信頼性、実用性、エネルギー消費の持続可能性を実証 - News Center Japan

ガノタと腐のニーズを両立してるのがすごい

パシフィックブイの形は、スペースコロニーを意識してますよね。たぶん。

コナンは原作者がガンダム好きなので、ところどころにガンダムオマージュが入っているのが面白いです。僕もガノタガンダムオタク)なので、すごく楽しい。

特に「黒鉄の魚影(サブマリン)」のガンダムオマージュは、やりたい放題だったと思いました。

アムロオマージュの安室さんとシャアオマージュの赤井さんが、電話ごしにZガンダムエゥーゴ時代っぽく会話するシーンはもちろんのこと、絶対に赤井さん(シャア)に「落ちろ!」って言わせたいんだなぁというスタッフの愛を感じました。

そもそも、現代日本が舞台なのに、潜水艦で魚雷を発射しまくるのがウケましたね。SFロボットモノじゃん。それに対抗するのが、コナン少年のマリンスクーター単騎というのも面白い。アベンジャーズじゃん。

魚雷発射するウォッカの「ていっ!」ブライト艦長のオマージュと思われる。艦長が右手を伸ばして「手法発射!!」でカメラを引くのは、完全にロボットアニメの演出。

敵役を強化するために黒の組織」という舞台装置を用意して、味方を強化するために「博士の発明品」という舞台装置を用意している。ここまで揃えれば、あとはやりたい放題。

と、ロボット好きのオッサンが楽しい要素ばかりかと思いきや、そんなことがないのがコナンのすごいところ。

安室さんと赤井さんの会話シーンでは、映画館内の女子高生が「キャーッ!」とか言ってましたし、腐の方のニーズを満たしつつガンダムっぽいストーリーでやりたい放題する脚本のうまさ、感服いたしました。

新しい技術で30年続くストーリーに影響を与えるのがすごい

「老若認証」は、すごいストーリーだと思いました。

コナンはそもそも、「工藤新一は薬で若返ったので、黒の組織に見つからない」という大前提の上に物語が成立する話です。コナンは30年近く続いており、ここまでずっとこの大前提を守ってきた。

しかし、老若認証の「若返っても顔を特定できてしまう」という、ストーリーの大前提を揺るがしてしまう新技術が現れた。

原作者が30年前にコナンを描き始めたときは、まさかこんな技術や発想がでてくるとは考えてもいなかったでしょう。

これでコナンや灰原が黒の組織に見つかってしまえば、コナンのストーリーは維持できなくなる。どうすんだ!?30年間守り続けてきたルールを、老若認証一つでひっくり返すのか!?ついにコナンは最終回を迎えるのか!?!?

と、すごくハラハラしながら見ていました。

結局は、「老若認証は精度が悪いポンコツだ」とジンに認定される形で、全て無かったことにされるご都合展開となったのですが(まだコナンを終わらせるわけにはいかないだろう)、劇中はずっとハラハラしていました。

コナンや灰原の正体に気が付いた黒の組織の人間は、その話の中で死んで退場させられる運命ですからね。キュラソーも、今回のピンガも。あやうくウォッカが退場してしまうところだった。

僕は劇場版コナンを毎年全て見ているわけではないのですが、毎年こんなハラハラさせられるのかなぁ。たまらないですね!!

 

来年のコナンも楽しみです!!

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。