ども!まとんです。
めでたいことがありました。
友人が起こしたスタートアップ「Mantra」が8000万円の資金調達に成功し、日経新聞に掲載されました!!
Mantraの資金調達のニュースが日経電子版に掲載されました。
— Mantra (@mntr_ja) 2020年6月12日
漫画自動翻訳のMantra、8000万円調達: 日本経済新聞 https://t.co/2qkZSZ3RJt
Mantraとは?
Mantraは、AIの力を使って漫画(Manga)を世界各国の言語に自動翻訳(Translation)するサービスです。
漫画の海賊版の現実
現在、世界には漫画の海賊版が溢れています。
つまり、日本の漫画が発売されると、違法業者が勝手に色んな言語に翻訳し、海賊版として売り出してしまうのです。漫画家の著作権が侵されています。
海賊版を取り締まることもできますが、Mantraのアプローチは「海賊版業者が翻訳するよりも早く、AIの力で各国の言語に自動翻訳してしまって、正規ルートで売り出す」。
これにより、漫画家の権利を維持すると共に、日本文化を代表する漫画を世界に広めていこうとしています。
MantraはNetflixのように世界を変える力を秘めている
かつて、映画の世界でも海賊版(違法アップロード動画)が問題となっていました。
しかし、Netflixが月数百円のサブスクリプションで映画を正規ルートで公開することにより、映画の海賊版は廃れました。Netflixが世界を変えたのです。
Mantraも、Netflixと同じように、漫画の海賊版を撲滅し、世界を変えようとしています。
僕はMantraを応援します。
研究者冥利
Mantraをやっている友人は、学生時代に自然言語処理の研究をしていました。
自然言語処理
自然言語処理とは、翻訳や検索エンジンに応用されている技術で、ざっくり言うと、Google翻訳や、Google検索を実現している技術です。
このはてなブログでも、たまに単語にアンダーバーが付いてリンクが自動生成されますが、これも自然言語処理によって実現されています。
日本語の自然言語処理というニッチ分野
自然言語処理は、やはり英語を対象とした研究が多い中で、彼は日本語のネイティブであることを生かし、「日本語の自然言語処理」という若干ニッチなところを攻めていました。
日本語は文法が難しいし、話者数も英語や中国語と比べると少ないため、分野を占めるボリュームは小さい。
自分の研究で世界を変える男
そんなニッチ分野の研究成果を、「日本の漫画を世界の言語に翻訳する」という最高のビジネスチャンスに昇華させた形です。
自分の技術でスタートアップを起こし、世界を変える。
これこそ研究者冥利です。最高にカッコいいです。僕もこういう人生を夢見ていた。
(なお、技術的な難しさの詳細を言うと。漫画特有の「吹き出し」を検出すること、漫画特有の変形したフォントを読み取ることが難しく、これらはGoogleでもまだ対応できていない分野です。)
本当に頑張れ。世界を変えてくれ。僕たちの期待の星
友人は「すまん」を「すマントラ」と言うようなダジャレ好きのナイスガイだし、学生時代は一緒に講義を受けていたし、一緒にラーメンを食ったし、ボドゲをしたし、たしか旅行とかも行った気がする。
彼が今では、8000万円を調達し、世界を変えようとしている。
マジで頑張れ。応援しています!
Mantraの入り口はこちら!
以前は翻訳済みの漫画が公開されていたのですが、試験運用が終わり、今では公開していないようです。
ずっとサービス運営してるとサーバー代で資金がショートしてしまうからだろうなぁ。
8000万円調達したから、また公開してくれることに期待!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。