ども!MTGブロガーのまとんです。
2022年11月発売の新パック「兄弟戦争」でリミテッドしてきました!
兄弟戦争の特徴
兄弟戦争のストーリーは、テフェリーが新たなるファイレクシアの侵攻を止めるために、ウルザとミシュラの兄弟戦争の時代に意識を飛ばすという内容になっています。
いわゆるタイムスリップモノですね。ドラえもん的な。日本人が得意なやつや。
ウルザとミシュラの兄弟戦争といえば、ウルザブロックです。1998年発売のウルザズサーガ、1999年のウルザズレガシー、1999年のウルザズディスティニーにて、最初に兄弟戦争のストーリーが描かれました。
僕が初めてMTGを買ったのは小学生の頃の、第5版、テンペスト、ウルザズサーガあたりでした。
ここらへんは「実家で兄弟と一緒にMTGを遊んでいた幼少期の記憶」そのものなので、懐かしくてたまりません。
こうやって当時小学生だった年代が今やアラサーになって、金を持っているので、懐かしいパックを発売して金を回収するというマーケティングですよね。まんまとやられていきます!!
巨大化、ブランチウッドの鎧、解呪、などが採録されていて懐かしかったです。
パッケージの絵柄は1種類のみ。
各パックに確定で、旧枠のアーティファクトが1枚入っています。スタンダードでは使えませんがリミテッドでは使えます。思いもよらないカードが出てくることがあるのが面白い。
旧枠のカードは効果の説明文は分かりにくく、「昔のMTGは雑だったんだなぁ」と感じました。
兄弟戦争は2色環境です。色の組み合わせごとにテーマが決まっており、2色でデッキを組んだら自然とシナジーが生まれるようになっているので、デッキメイクが楽しかったです。
- 白青:兵士
- 白黒:マナ総量3以下のリアニメイト・アグロ
- 青黒:ターン中に2枚目のカードを引く
- 青赤:果敢
- 黒赤:生け贄と蘇生
- 黒緑:墓地利用
- 赤緑:パワーストーン・ミッドレンジ
- 赤白:蘇生アグロ
- 緑白:アーティファクトが戦場に出る
- 緑青:パワーストーン・ランプ
シールド戦
まずは6パックシールドをやりました。
緑のファッティが多く出たのと、黒の除去が豊富だったので緑黒にしました。
新規キーワード能力「試作」はとても好きな能力です。
1枚でウィニーとファッティの両方の役割ができるので、デッキのバランスが良くなります。
効果はキッカーと実質同じなのですが、試作で唱えても強い有能なクリーチャーが多いなと感じました。
特に「錆ゴアイラス」が強いです。10マナ10/10到達トランプル、試作だと5マナ3/5到達トランプル。10マナの浪漫ファッティを、無理なく5マナ枠としてデッキに組み込めるのがとても良い。
優秀だったクリーチャーたち。
「アルゴスのスプライト」はフィニッシャー級です。アーティファクトが多い環境なので疑似回避能力を持っているし、7マナかかるといえど毎ターン+2/+2カウンターを置くのは強い。すぐにフィニッシャーにまで成長します。
「アルゴスの日和見主義者」はトップ級のコモンです。3マナ3/2で、場に出たときパワーストーンを生成。パワー/タフネスだけ見ても優秀なのに、さらにマナ加速もできる。緑を使うなら絶対に入れたい1枚。
「溜め込むイトグモ」は本当に優秀。相手のフィニッシャーフライヤーを1体確実に道連れにできるクモ。このクモには何度も助けられました。「リミテでクモを引けたら入れろ」というのが持論です。
黒緑のコンバットトリックたち。軽いマナでも優秀なものが多かったです。
ドラフト戦
シールド戦を終えて、一旦ランチタイム。オタクなので油を摂取していきます。
今回は大阪王将の出前(テイクアウト)。オタク友達が一軒家を入手してくれたので、広々と遊べて助かります!アラサーになると、家を買ってくれる友人がチラホラ現れるので、デュエルスペースとして重宝します!
ちなみに今回は7人で集まって遊んでいます。
さて、ドラフトでは、黒が大人気だったようです。僕は白赤にしました。
1パック目で「自律型組立工」を引いたので、秒で白を確定させました。この判断は正しかったです。自立型組立工、めっちゃ強いです。
このカード1枚で、2マナクリーチャー、ファッティ、アタッカー、壁、パンプという多くの機能を盛り込んでいます。
5マナで普通に出しても良し、土地が止まりそうなら早めに2マナの試作で出しても良し。柔軟に使えました。
こういうランプ系の効果は、えてして「アタックするかパンプするか、どちらかを選ぶ」ことを強いられて悩むものですが、こいつは警戒を持っているので、「アタックしたけど、パンプもするよ!!」というムーブが可能です。これがめちゃくちゃ強い。とりあえず殴ってみて、相手にブロックされたらタップしてバンプ。通らば警戒で守りを構えておきつつ、相手ターン終了時にバンプすればよし。攻撃しながら、守りながら、毎ターン大きくなる。非常に強かったです。
ちなみに、他の組立作業員に+1/+1カウンターを載せることもできますが、無理して他の組立作業員をデッキに入れなくて良いと思います。こいつ単体で十二分に強かったです。
ドラフトの3パック目で「ファイレクシアのドラゴン・エンジン」を引けました!絵がカッコイイ!
ミシュラとの合体カードですが、まぁリミテで合体は無理なので、合体はいいとして、
3マナ2/2二段攻撃は強い!!パワー2はちょっと心もとないが、コンバットトリックをうまくつけて延命させるとよいです。
蘇生の効果は、書いてあることは強いのですが、結局一度も蘇生できませんでした。こいつが墓地に落ちる頃には、もう勝負に負けていることが多い。
赤の優秀なアタッカーたち。
「ミシュラの巨大戦車」はよくある、毎ターン殴らないといけないやつ。トランプルがあるのが良い。蘇生もある。
ただ、速攻を持っていないのが、思ったより微妙でした。速攻ありそうな顔をしているのに。「高速警備車」のノリで使ったら、速攻が無いのでとても遅く感じました。
タフネス3なので、召喚良い中に相手ターンでちょっと対策されるとすぐに死んでしまう。蘇生でボールライトニング的に殴りにいく使い方がちょうどよかったです。
「奇襲用自動機械」は優秀なメインアタッカーです。コモンなので2枚ひけました。3マナ3/2速攻は赤として主力級だし、ワンチャン6/4速攻まである。こいつを主軸に、序盤からガシガシ殴っていくのが強い。
赤白の優秀なクリーチャーたち。
デッキにアーティファクトの枚数を多くしておけば、トマクルの屑鉄鍛冶のシナジーが強いです。3枚もめくれば1枚はアーティファクトが出るので、爆アドをとれます。引いてもよし、捨てて3/2にしつつ蘇生を構えてもヨシ。
赤白の除去。どちらもめっさ強い。
アーティファクト環境なので、「焼き討ち」の「アーティファクトを破壊する」は実質クリーチャー除去。とても使い勝手がよい。
「服役」は「平和な心」系のエンチャント。占術2のオマケがついています。めちゃくちゃ有能でした。
一方で、友人に使われてメチャクチャ強かったのが「苦難の影」。
まず1行目の効果がアホほど強い。蘇生持ちのクリーチャーが本来の仕事をできなくなる。立ってるだけで害悪クリーチャー。
さらに2つ目の能力で、自由なサイズになれる。
2ターン目に出して、3ターン目には5/5まで膨れあがることができる。強すぎんか?しかも無色マナなので、パワーストーンのマナも使える。こいつ1枚に負けてしまうこともありました。
実はこれ、ドラフトで自分が引いたんですが、「パンプのためにマナを毎ターン使うのは重すぎるでしょ~」と思って流してしまいました。めちゃくちゃ失敗でした。絶対にカットしておくべきカードでした。
「なんで流したんだよ!!止めろよ!!」とみんなからバッシングを受けました。ごめんって。。。
以上、兄弟戦争のリミテッドでした。
アーティファクト環境で、2色デッキを組むのにバランスが良く、遊びやすいパックでした!
みなさんも是非遊んでみてください。
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。