メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

SurfaceGo2とクリスタでデジタル画を始めました!

ども!水彩画ブロガーのまとんです。

去年に次女が産まれてからは絵を描く時間を確保できなかったのですが、この年末年始はなんとか時間を作り、今年の作品(会社の美術部用)を描き上げました。

今年はSurfaceGo2を使って絵を描いてみました!

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SurfaceGo2とクリスタ

2年前までは、透明水彩のアナログで絵を描いていました。

しかし、美術部の友人が「デジタルはイイゾ、デジタルはイイゾ」とやたらと勧めてくるので、去年からClipStudio(いわゆるクリスタ)を使ってデジタル絵を始めました。

去年はタブレットを持っていなかったので、普段使っているiPhone7と、2000円くらいの安物のタッチペンで描きました。

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クリスタというソフトはとても使い勝手が良くて、すごく楽しかったです。

しかし、iPhone7+タッチペンの組み合わせだと、ペン先が太いため、うまく狙ったところに描くことが難しく、ストレスフルに感じていました。

デジタル画で大事なのはペンだということに気が付き、ちょっと調べたところ、まともに描けるペンはAppleペンシルとSurfaceペン(とGalaxyペン)しか無いということが分かりました。

しかし、AppleペンシルはiPadしか対応しておらず、iPhoneでは使えないので、どうしようかと悩んでいました。

そこで、ちょうどプライベートでノートPCを新調したかったので(転職活動でZoom面談するためにノートPCが必要だった)、お絵かき用タブレットも兼ねて、SurfaceGo2を買いました。

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SurfaceGoは、MicrosoftSurfaceシリーズの中でも特に小さくて持ち運び性が良く、10万円というお手頃価格で買えるのが魅力のSurfaceです。(現在はGo3が最新機種らしく、Go2は型落ちで安くなっている)

Surfaceペンは持っていたので、今年はSurfaceGo2 + Surfaceペン + クリスタの組み合わせで描くことにしました。

なお、クリスタのライセンス料金は、CLIP STUDIO PAINT PROのWindows版、1デバイスプランで480円/月です。

www.clipstudio.net

作品を描くときだけライセンス購入すれば十分です。今回は1か月間以内に描き終えたので、480円で作品を作れました。

アナログの筆を1本買うのと比べると、よっぽど安くて助かります。

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こんな感じで描いています。

Surfaceキックスタンドで角度調整ができるので、別途スタンドを用意する必要が無く、持ち物が少なくて済みます。

カフェに出かけてさっと描き始めることができるのがとても便利です。

アナログ画をやっていた頃は、まず水道が近い屋外のベンチを探して、バケツに水を汲んで、、、という前準備が必要だったので、デジタルは随分便利だなぁと感じました。

今年の作品

天王洲アイルに旅行に行ったときの風景を絵にしました。

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東京ベイエリアの、運河、タワマン、モノレールのワクワク感を絵にしたいなと思いました。

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まず下書きしていく。

しかし、そもそも1年ぶりに絵を描くので、うまく描けない。困った。

特に嫁のスカートがうまく描けない。タイトなスカート感を描きたいのに、どうしても農作業をしているオバチャンっぽくなってしまう。これは困った。

作品の締め切りが迫っていたので、「下書きは時短しよう」と思い、写真を背景に置いて上からなぞるという素人ムーブをしました。

美術部の友人からは「えっ、それトレースじゃん・・・」とドン引きされましたが、俺はデジタルの良さを活かしていく!

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トレースすることで、人物の輪郭は納得の出来になりました。良かったよかった。

締め切りまでの限られた時間リソースで、あらゆるものを使って、可能な限り完成度を高めるのが、エンジニア魂なんすよね。(いいわけ)

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下絵を塗っていく。

クリスタはカスタムブラシを使いこなすのが重要っぽい。

今回は入道雲用のブラシ(無料)を追加導入して使いました。

雲を描くのはとても苦手だったのですが、雲ブラシのおかげでサッと描けてしまった。これすごいわ。課金ブラシを使いこなせばもっと時短できそう。

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今回は人物とモノレールがメインメッセージなので、描きこんでいく。

クリスタのレイヤーの使いこなし方を、Youtubeとかで勉強しながら描き進めていく。

クリスタは、とにかくベタ塗りでもいいから下塗りをキッチリやるのが大事っぽい。「下レイヤーにクリップ」という機能が使えるからです。この機能を使うと、別レイヤーに描いた部分にだけ、はみ出さずに色を重ねることができるようになり、陰影の塗りがとても楽になります。この機能を生かすため、まず下塗りで絵の領域をしっかり定義するのが重要。ということに、描いている途中に気が付いた。

レイヤーにクリップして、別レイヤーで影をてきとうに描いていけば、簡単に立体感が出せることが分かった。

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タワマン(ワールドシティタワーズ億ション)の模様と、ガードレールと、橋の模様などを描きこんで、完成。

描いている途中に家族に見せると、「ママと長女ちゃんは居るのに、次女ちゃんはどこにいるの?」とブーイングを受けたので、急遽、次女も登場させました。

描いた後に人物だけをひょいと横に移動する修正ができるのが、デジタルのすごく良いところだなぁと思った。

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また、パース機能がすごく便利だった。「2点透視図法」というのを勉強しながら、クリスタのパース機能でパース線を引いてみました。

上図は、画面外の消失点から、タワマンの窓用のパース線を引いている様子。こういう正確さが求められる作業は得意。

おかげで正確な奥行き表現ができた気がする。

パースを使うと、漫画家のアシスタントの気分になれました。漫画家は毎週、緻密な背景を大量に、よく描けるものだなぁと思いました。プロは本当にすごい。

感想

今年はSurfaceGo2+Surfaceペン+クリスタの組み合わせでデジタル画に挑戦しました。

この組み合わせには不満が無かったし、カフェでササッと描けるのが育児中のライフスタイルに適合しているので、しばらくはこのフォーメーションで描いていこうと思う。

 

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。

過去の水彩画作品

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ameblo.jp

SurfaceGo2は2019年の製品なので、型落ちで安く売られていました。

現在はSurfaceGo3が最新モデルのようです。