ども!水彩画ブロガーのまとんです。
今年は2人目が産まれたこともあって、生活が忙しくて全く絵を描けていませんでした。
しかし、毎年恒例の美術部の展示会が近づいてきたので、重い腰を上げて1枚描き上げました!
- 今年はデジタルで描こう
- クリスタ(CLIP STUDIO)が良いらしい
- スタイラスペンはAppleペンシルかSurfaceペンの2択
- iPadかSurfaceしか選択肢がない、という残酷な現実
- 2000円のペンとiPhoneで描いてみる
- 今年の作品
- 過去の水彩画作品
今年はデジタルで描こう
うちの美術部は水彩や油絵などのアナログ勢がメインですが、昨年からデジタル勢が台頭してきました。
僕は「なんでも新しいものにチャレンジしてみたい」タイプのオタクなので、今年は僕もデジタルに挑戦してみることにしました!
クリスタ(CLIP STUDIO)が良いらしい
美術部のオタクらに教えてもらったところ、ソフトはPhotoshopかクリスタの2択らしいです。
Photoshopは昔から有名ですが、数万円と非常に高額。
クリスタは、買い切りでも数千円ですし、サブスクで安く始めることもできます。
クリスタのiPhone版は毎日1時間はタダで使うことができて、試しにインストールしてみると思いの外良さそうだったので、クリスタを使うことにしました!
クリスタは、漫画やイラストなど、ユーザーがめちゃくちゃ多いので、Youtubeの解説動画などが豊富なのが良いです。
大きいコミュニティに参画していくのは初心者のベストプラクティス。
スタイラスペンはAppleペンシルかSurfaceペンの2択
デジタルで描こうと思った場合、ペンとタッチパネルが必要です。
一昔前は液タブ(液晶タブレット)+パソコンが主流だったらしいですが、今はiPad+Appleペンシルが最適解のようです。
Appleペンシルは1万円ほどしますが、筆圧感知が素晴らしく、ペン先の細さ、反応の良さ、何をとってもベストでした。
最近は第2世代も売られているようです。
他の選択肢としては、Microsoft SurfaceのSurfaceペンも良いです。
僕は仕事でSurfaceProを使っているのですが、Surfaceペンは非常に重宝しています。
リモート会議中に、ちょっとアイデアをパワポに手描きで描いたりできるので、日々の業務で大活躍しています。
Surfaceペンも、筆圧感知がとても良く、ペン先はちょっとネトっと画面に張り付くような感じで、Appleペンシル勢の友達にも好評でした。
AppleペンシルとSurfaceペン以外のスタイラスペンは、安物というか、イマイチ反応が悪いサードパーティ品しか見つかりませんでした。
iPadかSurfaceしか選択肢がない、という残酷な現実
ここで恐ろしいことが分かりました。
AppleペンシルはiPadにしか使えません。iPhoneには対応していないようです。
Surfaceペンも、Surface以外では使えませんでした。
僕は、iPhone7とAndroidタブレットを持っていますが、どちらのペンも使えません。
しかも、そもそもクリスタはiOS版しかなく、大画面のAndroidタブレットは使えないことが分かりました。
ただ、Androidは全てダメなわけではなく、最近では2020年8月にGalaxy用のクリスタがローンチされたようです。
Galaxy用のペンはかなり性能が良いらしく、これにクリスタが合わせてきたのだと思います。
以上の状況を整理すると、こうなります。
- Appleペンシル→iPadを買わないといけない。
- Androidタブレット→Galaxy以外はNG
- Surfaceペン→Surfaceが必要。さすがに会社の備品のSurfaceに私物のクリスタをインストールするのはNG。
- iPhone→安物のペンしか使えない
なるほどなぁ。
要するに、iPadが最強なわけです。
美術部のオタク達が「まずはiPadがないと始まらない」と言っていて、「いかに安くiPadを買うか」の話ばかりしていたのは、こういった事情があったのか・・・。
世界のクリエイター界隈はAppleが牛耳っている。
まぁ、「最新のiPadとAppleペンシルを買えば良い」というのはシンプルではあります。
2000円のペンとiPhoneで描いてみる
iPadは、簡単にポンと買える金額ではないので、
僕は苦し紛れに安物のペン+iPhone7で描くことにしました。
My new gear...
ビックカメラで1番手頃だったAdonitのmini4、2200円です。
これを買ったと美術部LINEに書いたら、「私の師は弘法も筆を選ぶと言っていたよ(要約:おとなしくiPad使おうよ)」と若干の苦笑をされましたが、ええい、ままよ!
ペン先が円板になっていて、iPhoneの画面が割れないようになっています。
ペン先はわりと細いので、狙ったところを押せる感は悪くないです。
ただ、パッシブ式なので、軽く押したときに反応してくれないのが欠点です。人体の電荷に頼っているからです。
AppleペンシルやSurfaceペンは、内部にバッテリを搭載したアクティブ式なので、軽く触れただけでも反応します。
パッシブ式だと、髪の毛をシャッシャッと描いても、線の描き始めが反応しなかったりして不便でした。
まぁそれでも、普段使っているiPhoneでお絵描きができるようになったのは嬉しいです!
クリスタを1ヶ月間だけサブスクしたので、クリスタの費用は100円です。
(毎日の無料1時間だけで描こうとケチなことも考えましたが、さすがに集中して描くべきと思ったのでサブスクしました。)
今年の作品
うちの子供達を描きました。
次女の泣き顔をリアルに描けたかなと思ってます!
今回はじめてデジタルで描いてみた感想としては、水彩画ツールで描くと、いつものアナログの水彩画と同じような絵になるんだなぁということ。
ツールが変わっても、同じような描き方をしていたからだと思います。
もっとクリスタを使いこなせば、影をレイヤーで表現したり、色々できるのだと思いますが、まだまだ勉強が必要です。
アナログの水彩画は、一回描いてしまうと取り返しがつかない(水で絵の具を吸い取ると、紙がどんどんふやけていく)のですが、デジタルだと消しゴムツールで一瞬で消せるのがとても良いです。
例えばこれ、制作途中ですが、長女の顔が妖怪のっぺりお化けみたいになっていました。
消しゴムツールで顔面をゴッソリ消して書き替えることができました。アナログ水彩ではここまでの大掛かりな書き換えはできません。
あと、水が乾くのを待つ必要が無いのも楽です。
ただし、ウォッシュ(水が乾く前に紙面上で混色する)などの水彩画技法は使えません。(クリスタを使いこなせばできるのか?)
また時間を見つけて、クリスタをサブスクして描こうと思います!
ではでは。
過去の水彩画作品