ども!まとんです。
結婚式を挙げてみて良かったなと思ったポイントを、自分の経験から語ります。
- 一般的な結婚式のメリット
- 結婚式は初めての共同作業(チームワーク)
- キャッキャしていた恋愛パートナーから、プロジェクトを遂行するビジネスパートナーに
- 結婚式の準備では、パートナーの素質が浮き彫りになる
- まとめ
一般的な結婚式のメリット
結婚式を挙げるメリットは、一般に以下のものが言われています。
- 思い出が残る
- 両親が喜ぶ
- 結婚したことをみんなに知ってもらえる
- せっかくだからやってみたい
- みんなの結婚式に参列してご祝儀を払っているから、自分も挙げてご祝儀を回収したい
これらは全て正しいと思います。
しかし、自分の経験から感じた最大のメリットは、別にありました。
結婚式は初めての共同作業(チームワーク)
結婚式は、文字通り、パートナーとの初めての共同作業です。
共同作業といっても、よくある「二人で手を合わせてケーキ入刀」ではありません。
「結婚式の準備」こそが共同作業です。
結婚式が始まったときには、もうチームワークは終わったも同然です。
結婚式の真の価値は、準備期間にあります。
キャッキャしていた恋愛パートナーから、プロジェクトを遂行するビジネスパートナーに
結婚式の準備は、非常に重いタスクです。
式場の予約から数えると、1年以上かけて執り行われるプロジェクトです。
ブライダルフェアに参加して式場を選び、プランナーと打ち合わせをして進行を練り、上司・友人・親族とコンタクトをとって日程調整し、スピーチや余興の依頼をし、席順を検討し、招待状を送り、ドレスを選び、当日に向けて身体のコンディションを整える。さらに、莫大な金がかかる。
今思い出しても、それはもう大変でした。もう一度やるのは勘弁ですね。
結婚式というプロジェクトは、仕事と言ってよいでしょう。
そもそも、多くの人は、パートナーと一緒に仕事をしたことはないと思います。
恋愛結婚で、デートを重ねてからプロポーズして結婚に至るパターンでは、一緒に仕事をする機会はありません。
結婚式の準備が、まさに初めての共同作業となります。
結婚式の本質は、パートナーと一緒に仕事をすることにある思います。
結婚式の準備では、パートナーの素質が浮き彫りになる
価値観の共有
ブライダルフェアで式場を選ぶ段階から、「料理の良し悪し」「立地」「雰囲気」などなどを総合的に判断して、ウン百万にOKするか、パートナーと合意して決めなければなりません。
そもそも、「パートナーと合意して意思決定する」という作業の一つをとっても、結婚前にはあまりやらないでしょう。
ビジネスにおける意思決定では、決定権限を持つパーソンが決まっていることが多いです。
しかし、夫婦の意思決定では「対等な二人で合意」しなければなりません。難しい決断です。独身時代には自分の好みでなんでも決めていた人にとっては、厳しい現実です。
それを、ウン百万円という単位で、しかもガチンコの営業マン(プランナー)との交渉の場という難しいシーンで、やらないといけない。
プランナーの前で「は!?そんなことにお金かけなくていいだろ!?」という喧嘩が勃発することもよくあります。
お互いが、何を大事に思い、何を優先するのか、価値観のすり合わせを行います。
これを1年間続けた結果として、パートナーと深い価値観の共有がなされる。これが結婚式のメリットの一つ目です。
業務遂行力の露呈
結婚式の準備で必要とされる能力は、ビジネスにおけるそれと同じです。
まず、多くの打ち合わせでは日程の調整力が求められるし、プランナーとの交渉力、様々な催し物を一つずつ決めていく決断力、関係者とのコミュニケーション力やビジネスマナー、オリジナル出し物の提案力・企画力、などなど。
結婚前には分からなかったパートナーの業務遂行力が、結婚式の準備の過程で、良い意味でも悪い意味でも、露呈します。
「付き合っている頃は知らなかったけど、ビジネスマナーがしっかりした人だな」とプラスに気が付くこともあれば、
「全然決断できない人だな。ちゃんと仕事やっていけるのか?」とマイナスに気が付くこともあります。
そして、ビジネスとの大きな違いは、このパートナーとは何十年も一緒にやっていかなければならない、という残酷な事実です。
ビジネスにおいては、気が合わないパートナーとは、「このプロジェクトが終わったら関係を断とう」といった逃げ道があります。
しかし結婚においては、逃げ場がありません。一生やっていくか、バツをつけるしかありません。
結婚式の準備を通じてパートナーの業務遂行力を評価し、「こいつはダメだ」と思うか、「ここが悪いことが分かったから、直してもらおう」と前向きに捉えるかどうかで、今後の結婚生活が大きく左右されます。
メンタルの支え合い
最後に、結婚式の準備では、間違いなくメンタルがやられます。
まず、結婚式の準備は、基本的に休日を捧げて作業することになります。
特に当日が近づくと、ほとんど全ての休日を捧げることになり、自由がなくなります。
親戚や上司に「うるさい人」がいれば、その対応で、さらにメンタルを削られることでしょう。
女性では、式直前のただでさえ忙しい時期に「マリッジブルー」になることもあり、メンタルは最悪。
そこで明らかとなるのが、パートナー同士でメンタルを支え合えるか、です。
結婚式直前になれば、同棲していることもあります。
一番近くでメンタルを支えられるのは、パートナーしかいません。
ここで「今日は仕事で忙しくて疲れているから・・・」と言ってしまう人は、その後の結婚生活においても、肝心のところでメンタルを支えられないでしょう。
そもそも結婚式は男女両方がメンタルをやられるので、性差はありません。
僕は、「メンタルを支え合う」というのは、結婚によって得られる最大のシナジー効果だと思っています。
友達や親戚ではなく、パートナーという「人生の戦友」だからこそ、支えられるものがあります。
これが明らかとなるのが、結婚式の準備です。
まとめ
結婚式の本質は、パートナーと一緒に仕事をすることにあります。1年間にわたる結婚式の準備期間をかけて、価値観の共有、業務遂行力の露呈、メンタルの支え合いを行います。これらを通してお互いをよく理解し、今後の結婚生活の指針を得ることが、結婚式を挙げるメリットだと思います。
ちなみに僕の場合は、結婚式を通して、嫁は「直感で物事を即決・決断するタイプである。即決するから失敗することもあるが、後になって後悔することはない」という性格の持ち主であることに気が付きました。
そのため、その後の結婚生活においても、嫁の直感を尊重して物事を決めるようにしています。
即決した後に、じっくりと調べて、問題があれば修正して失敗を避けるのが、僕の役目です。
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。