ども!まとんです。
最近Twitterで話題となっているtonoike19950604さんのnoteのエントリーがあります。
要約すると、「最近、”東大に入るのは簡単”という風潮があるけれど、実際に東大受験した人はどれほど大変だったか」を、ご自身の生々しいエピソードを元に書かれています。
僕の東大受験を振り返る
僕も東大の卒業生として、東大受験を振り返りたいと思います。
僕にとっては東大受験は、間違いなく、人生で最大の難関でした。
その後の人生で壁にぶち当たっても、東大受験と比べれば大したことないな、と思いますし、
東大受験を乗り越えたことが僕の自信の源泉になっていることは事実です。
(僕は受験勉強よりも、社会に出てからの仕事の方が適正があったと思っています。なので、仕事はあまり辛く感じないのかも)
僕は東大に滑り込んだ
僕は一浪で東大に滑り込みました。
忘れっぽい性格ですが、東大受験の点数だけは覚えていて、現役時は-5点で落ちて、一浪時は+1.1点で受かりました。
もし、リスニングの2点の記号問題を一つ間違えていたら、落ちていた。
「ア」を「イ」と書いていたら、落ちていた。
僕の人生は、「記号一個の差でなんとか滑り込んだ」という事実を胸に、謙虚に、冷静に、自分は運が良かったと、運命に感謝しながら生きています。
もう一度受験しても、絶対に受からない
たまに、夢を見ます。
なぜか東大を退学になった夢です。
また東大を受験するけれど、何回受けても受からない。
結局、その後は二度と東大に戻れない、という夢です。
僕にとっての東大受験はそんなイメージで、また東大を受けたとしても、絶対に受からないと思います。
なぜか?
純粋に、試験問題が難しいから。
必死で勉強して、浪人までして、それでようやくちょっとは解ける問題がある、という難易度です。
特に数学が無理
僕はセンター試験の数学ならほぼ満点の学力でしたが、東大数学は本当に無理だった。
東大数学は大問が6問ありますが、1問たりともまともに解けたことがないし、本番でも解けなかった。
高校3年間かけて必死で勉強して、数学の成績は良かったのに、東大数学では全く歯が立たなかった。
試験の2.5時間、ずっと問題用紙と睨めっこして、ほぼ白紙で提出するという屈辱。
本当に数学が無理でした。あんなん解けるやつはバケモノだ。
と思って東大に入ってみると、意外とそんなことはなかった。
東大に入ったらバケモノばっかりだった
「東大数学は基本的に満点」とかケロっと言う奴とか、「高校の期末テストの方が難しい」とか言っちゃう進学校の奴が、たくさんいた。むしろ多数派だった。
ここで、僕は東大受験の底辺だったんだ、と気がつく。
そりゃあそうか。記号一個の差で滑り込んだんだからな。
確かに東大は誰でも入れる
受験勉強を頑張れば、誰でも入れます。
東大受験は受験生に平等なので、誰でも入るチャンスはあります。
ただ、僕は、必死で勉強しても数学はほぼ白紙だったし、もう一度受けても絶対に受からないと思うし、東大受験が簡単だなんて全く思いません。
その一方で、学校の期末テストに毛が生えたような感覚で東大受験を突破してしまう人もいます。
結局、受験勉強が得意な人と、運が良い人は、受かりやすい。それしか言えないですね。
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。