ども!まとんです。
この4月から部署内でちょっと異動になったので、元上司の名言カレンダーを作りました!!
元上司が苦手だった
2年前に元上司の部署に配属されてから、どうも元上司が苦手でした。
一言で言うと「正論マン」の人でした。僕が建設的に進めていた仕事を、正論をぶつけられて妨害されたときから、元上司を信頼することをやめました。
とても優秀で頭が良い人でした。僕が何を言っても論破されてしまうので、ストレスフルな2年間でした。
他の上長にエスカレーションしようと思っても、肝心な発言はエビデンスが一切残らないようにすることを徹底する人(チャットやメールには書かず、口答で話す)だったので、僕にはどうようもなかったです。
それを突き詰めた結果、建前上のことしか言われませんでした。「私は立場上、こう言うしかないです」ということしか言わず、「まぁ本音ではこう思っているんだけどね」という本音を話すことを全くしない人でした。何を考えているのか分かりませんでした。コミュニケーション不足というか、もはやコミュニケーション放棄の人だなぁと思っていました。
・・・と、上司の愚痴を書き始めたら無限に書けてしまうので、ここらへんでやめておきます。
で、そんな状況を見かねたのか、1個上の上司が僕の部署異動を取り計らってくれました!
上の上司には本当に感謝です。助かりました。苦行の2年間が終わりました。
4月から最高の気分で新年度を迎えられます。
せっかくなので楽しく終わりたい
僕は基本的に明るく生きていきたいタイプのオタクなので、部署異動とはいえ、なんか楽しいことをして終わりたいと考えました。
とはいえ、本音といえば元上司に仕返しをしてやりたい。
うーん、どうしたものか。何かちょうどよい、ジョークと仕返しの中間みたいな、機の効いたネタはないものか。
そうだ、元上司の名言をカレンダーにしよう
そこで、元上司の名言カレンダーを作ることにしました。
元上司は頭が良い人なので、言うことに一貫性があり、何回も同じキーワードで指示してくる人でした。
同僚の間でも「あの言葉、いっつも言っているよね」という名言がゆうに30個はあったので、こりゃ日めくりカレンダーにできそうと思いました!
また、元々うちの会社は、偉くなった人(日本の産業を一歩進めたレベルの成果を残した人)の日めくり名言カレンダーが会社内に飾っていたりしたので、会社のカルチャーとしても許されるだろうと判断!
グラフィック社の卓上カレンダー(リングタイプ)
で、思いついたのが、今年の絵画展で作成したグラフィックス社のサービスです。
展示会ではデジタル絵をキャンバス生地に印刷する「キャンバスプリント」というサービスを使いました。
このグラフィックス社は、絵画の他にも色々なものを作れるサービスを展開しているので、いつか他のモノも作ってみたいなぁと思っていました。
そこでこの機会に、気になっていた「卓上カレンダー」を作ってみました!
卓上カレンダーは、一番小さい「シングルタイプSSサイズ」で、最小発注単位の1部で2890円でした。
2部目移行は、1部につき200円追加です。今回は2部作って、3090円(送料込み)でした。
デザインは「スマプリⓇデザイン入稿」という仕組みを使ってブラウザ上で作れます。
カレンダーのテンプレートがあるので、てきとうに写真を文字に変更すれば完成です。
ウェブ注文して1週間くらいで家に届きました。
出来上がった名言カレンダー!
SSサイズは紙製でコンパクト!大きすぎず、邪魔にならないサイズでした。
これは元上司の部署に配属されて最初に口酸っぱく言われた言葉。
「事業開発までやって1.0。目先のことだけでは半人前0.5」
うちの部署はHC(ヘッドカウント)制で人員の予算がついており、社員は1.0HC相当の予算を取ってこれる仕事をすることが求められます。
元上司の考えでは「自分たちの仕事の貢献によって会社が新規事業を起こせるところまで成果を出して、初めて1.0HC相当の仕事と認められる」とのこと。目先のことだけやっているような人は0.5HC相当、つまり赤字人員ですよ、という思想でした。
これは、きつかったなぁ。「お前は赤字人員だ」と遠回しに言われていた気がします。
それから2年間仕事をして、僕は元上司の考える「1.0」基準の仕事をできるよう成長したのか分からん。できていないと思われたから、捨てられたのだと思ってますけど。
元上司が好きな言葉、「骨太な仕事」。
「小さくてすぐ終わるような仕事はするな、会社のメインストリームに関わる太い仕事をしろ」というメッセージでした。
ショボイ仕事をしていたら、来年に続かず、先細りして赤字人員になってしまうので、自分で太い仕事を作れ、ということ。
仕事は上から降ってくるものではなく、自分で作れ、という思想の人でした。
これには僕も同意しているので、普通に良い言葉だなぁと思って、僕の心に残っています。
名言は全部で12種類ありますが、全て、良い言葉で揃えました。
僕の心に残っているもの、これからも大事にしていきたい教訓、普通に勉強になった言葉など。社内のだれに見せても胸張れる言葉です。
(もちろん、言われて嫌だったネガティブな名言もありましたが、こういう形に残るものにはポジティブなことだけ書くのが大人というもの)
立つ鳥跡を濁す
このカレンダーを、3月末の僕の歓送会の飲み会で、元上司と後輩君にプレゼントしました。
部署の全員が「あー、これいつも言ってるよね~w」と共感できていたので大成功です。
飲み会のサプライズ出し物として、良い笑いのネタになったと思います。
・・・ただ、若干の仕返しも含んでいます。
これからも元上司はこの「名言」を日常的に使っていくと思います。
名言を使うたびに、「あ、これカレンダーに入ってたやつだな」という苦笑が起きると思います。
そのたびの僕の顔が頭をよぎることでしょう。ウザいだろうなぁ。
僕は、嫌いな人にも慣れ慣れしいタイプのオタクなので、こうやってメンタル面から絡んでいきますよ。
そしてふとしたときに、「あ、そういえばこの仕事はあいつに任せてみようか」とか僕のことを思い出してくれて、仕事をくれたら、建設的だなぁと思っています。骨太な仕事をね。
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。