ども!まとんです。
昨日、五反田メッセで開催されたJAWS DAYS 2019に参加してきました!
きました @JAWSDAYS pic.twitter.com/OvjZIiV9ml
— メタラーまとん@はてなブログ (@Highso_ciety) 2019年2月23日
JAWS DAYS 2019とは?
AWS(Amazon Web Service)のユーザーコミュニティ「AWS-UG」のイベント。
AWS-UG(AWS User Group – Japan)は、日本全国に70以上の支部を持つ Amazon Web Services(以下AWS)のユーザーグループです。
全国の各支部では、AWSに関する技術交流や人材交流が毎週のように行われ、AWSユーザーの技術力向上およびビジネスの拡大に寄与しています。
JAWS DAYSは主催JAWS-UG、後援アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社で行われるJAWS-UG最大のイベントで、今年で7回目となります。全国のJAWS-UGメンバーが中心となってボランティアベースでイベントの企画、準備を行い、最新技術からビジネス、ライフスタイルなどAWSに関わる幅広いテーマの様々なセッションを開催します。
僕はAWSはまだ触ったばかりの初心者ですが、これからガンガン使って行こうと思っていました。
そこで友人のヤムダ氏が誘ってくれたので行ってきました!
面白かった講演
SONYとAWS:「AWS IoTのベストプラクティス」それホント!?
Iトラック 10:10~11:00
SONYの「aibo」と、IoTシーリングライト「マルチファンクションライト」の開発話。
aiboやマルチファンクションライトのバックエンドはAWSで動いています。
AWSのアーキテクチャ構成の解説や、セキュリティの担保の仕方、ライト固有の「壁スイッチを切って、突然Linuxの電源がOFFになったとき、どうやってクラウドに伝えるか」など、面白い話をたくさん聞けました。
特に、証明書をデバイスにどうやって入れるかの話が面白かったです。
理想的には工場出荷時に入れるべきだが、出荷後のファームアップデートで入れざるをえないとき、セキュア通信をどうやって担保するか、など。
さすがSONYだ、といった感想でした。
新しい技術をガンガン使って、プロダクトを作って、量産方法までちゃんと考えている。
尊敬せざるをえないなぁ。
ソラコム:[あのボタン]SORACOM LTM-Mボタン powered by AWS の活用100連発
Hトラック 11:10~12:00
2018年夏以降に話題となった、ソラコムのLTE-Mボタンの活用事例の発表。
ソラコム社内でのボタン活用事例と、ブログなどの「作ってみた」系の事例紹介。
これがめちゃくちゃ面白くて、一瞬でソラコムファンになってしまいました。
去年のアドベントカレンダーではソラコムボタンの「作ってみた」系のネタがたくさんあって、僕も興味はあったのですが、なんとなく食わず嫌いしていました。
しかし、この発表を見て、「あ、これなら僕も簡単にできそう!」と思えて、そのままノリでソラコムデビューしちゃいました!!
「あのボタン」とは?
ソラコムが2018年12月5日からamazonで販売を開始した「LTE-M Button powered by AWS」のこと。
ボタンを押すと、押したことをAWSに通知できる。とてもシンプル。それがすごい。
特徴は、キャリア通信規格の、最新LPWA方式の一種である「LTE-M」を使っていること。
KDDIのキャリアLTE周波数を使用するので、日本国内ならどこで押しても反応します。
つまり、WiFiがなくても使えるということ。これが最高に良い。
余談:エンジニアとして、キャリア周波数への期待
ほとんどのIoTデバイスは「WiFiに繋がっていることが前提」となっていますが、そこでこのボタンは、WiFiが不要!このお手軽さが素晴らしい。
個人的な見解ですが、2019年は「キャリアIoT元年」になると思っています。
日本での主力はKDDIのLTE-Mと、SoftBankのNB-IoTです。
ユースケースによって使い分けできますが、提供開始時期ではLTE-Mがリード。
さらに、ソラコムを買収したKDDIの方が、AWSとの親和性があって圧倒的リードしている気がします。(ソラコムはAWS社員が起業したベンチャーで、ソラコムのシステムは全てAWS上で動いているので、AWSとの結合が容易)
「あのボタン」買ってみた
SORACOMのLTE-Mボタンをゲット! pic.twitter.com/WmbPIc4JNJ
— メタラーまとん@はてなブログ (@Highso_ciety) 2019年2月23日
会場内の同人誌ブースで、ソラコムが公式同人誌(公式の薄い本)を販売していたので、僕もノリで買ってみました!!
8000円で、本体1台込み。
amazonで普通に買うと7980円なので、同人誌が付いてくると考えるとちょっとお得。
ボタンクリック1500回、または1年間の使用が無料。
その後は更新費用が1200円。
プライベートでキャリアSIMを買おうと思うと、「月額1000円のSIMカード」と「無料枠付きの従量課金制SIMカード」を比べると、後者の方が心理的ハードルが低いですね。
早速使ってみた!!
同人誌には、お手軽アプリの作り方が解説されていたので、その通りにやりました。
全てブラウザ上のコンソール画面で完結。カンタン!
「ハイソボタン」作ってみた
「ハイソボタン」を作りました。押すと、自分のスマホにSMSが飛びます。JAWSdaysでソラコムの薄い本を買ったら、15分でできた。すげー!#jawsdays #soracom #soracomug pic.twitter.com/OvkhCXwLYt
— メタラーまとん@はてなブログ (@Highso_ciety) 2019年2月23日
押したら携帯にSMSが通知が飛ぶ、「ハイソボタン」です。
非常に単純ですが、これが15分で作れることに感動!!
15分でクラウド環境が構築できるなんて!本当にすごい!
よーしパパ、おもちゃ作っちゃうぞ!!!
こういうガジェットを手に入れてしまうと、何かオモチャを作りたくなるのがエンジニアですよね。
僕は現実世界の電子工作が得意なので、アクチュエータ―に凝ってみようかと思います。
電子工作のおもちゃの基本は、1.入力→2.処理→3.出力。
今まで、ソラコムボタンにより、1.入力は「日本どこでも押せるボタン」が手に入りました。
2.処理は、AWSによって、いくらでも好きな処理を作れる。
あとは3.出力ですね!
実装が止まっていたガジェットを使おう
2017年の夏に定点カメラを作ろうと思って、途中で頓挫した「Nano Pi NEO」を流用しようかと思っています。
小型ベアボードPCで、1500円くらいでLinuxが使える。
これを出力側の端末にして、AWS IoTを読みに行って、ソレノイドで何かカチャカチャ動かそうかなと。
・・・と思ったら、こいつはWiFiモジュールを搭載していなかった。
これだと、やりたいことがイマイチできない。
ウーン、やはりラズパイ使うしかないか?
しかし、プライベートでラズパイはちょっとお値段が高いんだよなー。
とりあえずNano Pi NEOを有線で家庭内LANに繋ぐか・・・?
完成したら、またブログに載せます!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。
ソラコムボタンはamazonで売られています
SORACOM LTE-M Button powered by AWS
- 出版社/メーカー: SORACOM
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
ソラコムボタンで遊んでみた記事まとめ
1. 【JAWS DAYS 2019参加レポ】「あのボタン」SORACOMの薄い本を買ってみた!
2. ソレノイド(ZHO-0420S-05A4.5)をArduinoとMOSFETで動かしてみた!
3. AWS IoTをWSL(Windows Subsystem for Linux)のUbuntuで動かしてみた!
4. ソラコムのボタンでUbuntuとサーバーレス通信してみた!(AWS IoT 1-click / Lambda / AWS IoT / Windows Subsystem for Linux: WSL)
5. ソラコムのボタンとESP32を繋いでソレノイドを演奏してみた!(AWS IoT 1-click / Lambda / AWS IoT / ESP32)