メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

【JAWS DAYS 2019参加レポ】「あのボタン」SORACOMの薄い本を買ってみた!

ども!まとんです。

昨日、五反田メッセで開催されたJAWS DAYS 2019に参加してきました!

JAWS DAYS 2019とは?

AWSAmazon Web Service)のユーザーコミュニティ「AWS-UG」のイベント。

AWS-UG(AWS User Group – Japan)は、日本全国に70以上の支部を持つ Amazon Web Services(以下AWS)のユーザーグループです。

全国の各支部では、AWSに関する技術交流や人材交流が毎週のように行われ、AWSユーザーの技術力向上およびビジネスの拡大に寄与しています。

JAWS DAYSは主催JAWS-UG、後援アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社で行われるJAWS-UG最大のイベントで、今年で7回目となります。全国のJAWS-UGメンバーが中心となってボランティアベースでイベントの企画、準備を行い、最新技術からビジネス、ライフスタイルなどAWSに関わる幅広いテーマの様々なセッションを開催します。

引用:About | JAWS DAYS 2019

僕はAWSはまだ触ったばかりの初心者ですが、これからガンガン使って行こうと思っていました。

そこで友人のヤムダ氏が誘ってくれたので行ってきました!

面白かった講演

SONYAWS:「AWS IoTのベストプラクティス」それホント!? 

Iトラック 10:10~11:00

SONYaiboと、IoTシーリングライト「マルチファンクションライト」の開発話。

aiboやマルチファンクションライトのバックエンドはAWSで動いています。

AWSアーキテクチャ構成の解説や、セキュリティの担保の仕方、ライト固有の「壁スイッチを切って、突然Linuxの電源がOFFになったとき、どうやってクラウドに伝えるか」など、面白い話をたくさん聞けました。

特に、証明書をデバイスにどうやって入れるかの話が面白かったです。

理想的には工場出荷時に入れるべきだが、出荷後のファームアップデートで入れざるをえないとき、セキュア通信をどうやって担保するか、など。

 

さすがSONYだ、といった感想でした。

新しい技術をガンガン使って、プロダクトを作って、量産方法までちゃんと考えている。

尊敬せざるをえないなぁ。

 

ソラコム:[あのボタン]SORACOM LTM-Mボタン powered by AWS の活用100連発

Hトラック 11:10~12:00

2018年夏以降に話題となった、ソラコムのLTE-Mボタンの活用事例の発表。

ソラコム社内でのボタン活用事例と、ブログなどの「作ってみた」系の事例紹介。

これがめちゃくちゃ面白くて、一瞬でソラコムファンになってしまいました。

 

去年のアドベントカレンダーではソラコムボタンの「作ってみた」系のネタがたくさんあって、僕も興味はあったのですが、なんとなく食わず嫌いしていました。

しかし、この発表を見て、「あ、これなら僕も簡単にできそう!」と思えて、そのままノリでソラコムデビューしちゃいました!!

「あのボタン」とは?

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ソラコムが2018年12月5日からamazonで販売を開始したLTE-M Button powered by AWSのこと。

ボタンを押すと、押したことをAWSに通知できる。とてもシンプル。それがすごい。

特徴は、キャリア通信規格の、最新LPWA方式の一種である「LTE-M」を使っていること。

KDDIのキャリアLTE周波数を使用するので、日本国内ならどこで押しても反応します。

つまり、WiFiがなくても使えるということ。これが最高に良い。

余談:エンジニアとして、キャリア周波数への期待

ほとんどのIoTデバイスWiFiに繋がっていることが前提」となっていますが、そこでこのボタンは、WiFiが不要!このお手軽さが素晴らしい。

個人的な見解ですが、2019年は「キャリアIoT元年」になると思っています。

日本での主力はKDDILTE-Mと、SoftBankのNB-IoTです。

ユースケースによって使い分けできますが、提供開始時期ではLTE-Mがリード。

さらに、ソラコムを買収したKDDIの方が、AWSとの親和性があって圧倒的リードしている気がします。(ソラコムはAWS社員が起業したベンチャーで、ソラコムのシステムは全てAWS上で動いているので、AWSとの結合が容易)

「あのボタン」買ってみた

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会場内の同人誌ブースで、ソラコムが公式同人誌(公式の薄い本)を販売していたので、僕もノリで買ってみました!!

8000円で、本体1台込み。

amazonで普通に買うと7980円なので、同人誌が付いてくると考えるとちょっとお得。

ボタンクリック1500回、または1年間の使用が無料。

その後は更新費用が1200円。

プライベートでキャリアSIMを買おうと思うと、「月額1000円のSIMカード」と「無料枠付きの従量課金制SIMカードを比べると、後者の方が心理的ハードルが低いですね。

早速使ってみた!!

同人誌には、お手軽アプリの作り方が解説されていたので、その通りにやりました。

  1. AWSアカウントの作成
  2. AWS 1-clickにボタンを登録
  3. ボタンを押したときの挙動を設定

全てブラウザ上のコンソール画面で完結。カンタン!

「ハイソボタン」作ってみた

押したら携帯にSMSが通知が飛ぶ、「ハイソボタン」です。

非常に単純ですが、これが15分で作れることに感動!!

15分でクラウド環境が構築できるなんて!本当にすごい!

よーしパパ、おもちゃ作っちゃうぞ!!!

こういうガジェットを手に入れてしまうと、何かオモチャを作りたくなるのがエンジニアですよね。

僕は現実世界の電子工作が得意なので、アクチュエータ―に凝ってみようかと思います。

電子工作のおもちゃの基本は、1.入力→2.処理→3.出力。

今まで、ソラコムボタンにより、1.入力は「日本どこでも押せるボタン」が手に入りました。

2.処理は、AWSによって、いくらでも好きな処理を作れる。

あとは3.出力ですね!

実装が止まっていたガジェットを使おう

2017年の夏に定点カメラを作ろうと思って、途中で頓挫した「Nano Pi NEO」を流用しようかと思っています。

ameblo.jp

小型ベアボードPCで、1500円くらいでLinuxが使える。

これを出力側の端末にして、AWS IoTを読みに行って、ソレノイドで何かカチャカチャ動かそうかなと。

 

・・・と思ったら、こいつはWiFiモジュールを搭載していなかった。

これだと、やりたいことがイマイチできない。

ウーン、やはりラズパイ使うしかないか?

しかし、プライベートでラズパイはちょっとお値段が高いんだよなー。

とりあえずNano Pi NEOを有線で家庭内LANに繋ぐか・・・?

 

完成したら、またブログに載せます!

 

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。

ソラコムボタンはamazonで売られています

SORACOM LTE-M Button powered by AWS

SORACOM LTE-M Button powered by AWS

 

ソラコムボタンで遊んでみた記事まとめ

1. 【JAWS DAYS 2019参加レポ】「あのボタン」SORACOMの薄い本を買ってみた!

2. ソレノイド(ZHO-0420S-05A4.5)をArduinoとMOSFETで動かしてみた!

3. AWS IoTをWSL(Windows Subsystem for Linux)のUbuntuで動かしてみた!

4. ソラコムのボタンでUbuntuとサーバーレス通信してみた!(AWS IoT 1-click / Lambda / AWS IoT / Windows Subsystem for Linux: WSL)

5. ソラコムのボタンとESP32を繋いでソレノイドを演奏してみた!(AWS IoT 1-click / Lambda / AWS IoT / ESP32)