メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

【2018年】技術士受けて来た!感想・講評・速報!第一次試験(技術士補)電気電子部門

ども!資格取得が趣味メタラーまとんです。

2018年10月7日、技術士第一次試験(技術士補)電気電子分野を受けてきましたので、感想を報告します!!

全体的に講評!!

難易度は例年通りかと思います。

問題は過去問の使い回しが多いため、合格の近道は過去問をやり込むこと。

単に合格したいだけなら、教科書で網羅的に勉強するよりも、過去問で頻出問題の解法を暗記した方がよいです。

合格への近道:

  1. 過去問で頻出問題の解き方を覚える
  2. 教科書で網羅的に勉強する

頻出問題をまず解けるようにしておいて、未知の問題に出会ったときのために網羅的に学習します。

網羅的に勉強するというのは、大学1~3年生レベルの内容を全て復習するということなので、分量がめちゃくちゃ多いです。

正直、技術士補になることだけが目的なら、教科書学習はオーバーワークかと思います。

大学の理系学部でちゃんと勉強した経験がある人なら、「未知の問題に出会っても怖くない!」と割り切ってしまう方が良いと思いました。

 

また、技術士補試験には、「問題を選択して、苦手なものは解かなくてよい」という特殊なルールがあります。

このため、専門科目と一般科目では高得点が簡単です。

出題範囲は広いですが、全てを勉強できなくても高得点を取りやすいという、不思議な試験でした。

 

では、3科目をそれぞれ振り返ります!!

適正科目

実は、かなり不安です。

ちょっと過去問を解いたところ、無勉でも余裕だったので、完全に舐めていたのですが・・・。

今年の適正科目はかなり難しいぞ!?

 

15問中、自信が無い問題が7問もありました。

合格点は8問なので、全てミスならギリギリ。

他にもケアレスミスがあったらヤバいです。

 

適正科目で落ちるのだけは避けたい・・・。

 

早く解答が知りたいですね。。。

 

今年のキーワードはSDGsとWLB!!

SDGs(持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals)

・WLB(ワークライフバランス

どちらも流行りの言葉ですね。

 

SDGsとは、国連サミットで採択された、2030年までの国際目標です。

SDGsについては、適正科目の中で単語が直接書かれていはいませんが、「持続可能な(Sustainable)」というキーワードが2箇所で出現しています。

「持続可能」は、2020~2030年代を象徴する、世界標準な言葉になると思いますので、エンジニアのみなさんは押さえておいてください。

仕事の中でも、「まず持続可能な社会を実現するためには~~が必要である」という社会課題を切り口にプレゼンを始めると、イケてるプレゼンになりますよ。

 

WLBについては、言うまでもないですが、普段から仕事と生活の両立を考えておくことが重要になりますね。

 

専門科目(電気電子分野)

僕は電磁気・回路・情報理論半導体が得意で、電力系が苦手です。

なので、問題1~10と20~35を解答し、問題11~20を解かない作戦です。

 

鳳・テブナンの定理が多い!

あからさまにテブナンの定理を使えという問題が2問か3問出ました。

テブナンの定理を使う問題では、電圧や電流を未知数に置いてキルヒホッフの法則でシコシコ解くこともできるのですが、

それだとめちゃくちゃ時間がかかるので、やっぱりテブナンの定理を使えた方がいいですね。

 

フーリエ変換が多い!

フーリエ変換を使う問題が3問もでましたね。びっくりです。

1問目にフーリエ変換の定義式が載っていますが、その式を使わないと残りの2問が解けないという、珍しい出題方式でした。

変換式を暗記しておく必要は無かったのが幸い。(僕はラプラス変換の暗記が苦手)

 

情報理論半導体は過去問の使い回しが多い!

平均符号長とか、エントロピーとか、pmosの仕組みとか、過去問のまんまでしたね。

僕はここらへんの専門なので得意でしたが、苦手な人でも過去問をやっておけば簡単に解けると思う。

 

電子回路が難しい!!

オペアンプ伝達関数は例年、あまり難しい回路が出題されていなかったと思いますが、今年のは解きごたえがありましたね!

個人的に初見の回路だったので、ウッとなりました。

基本に忠実に、仮想接地をとって、コンデンサインピーダンスを1/jωCと置いて、愚直に計算すると解答できます。

回路エンジニアとしては、ここは落とせない。

 

基礎科目

僕は情報理論と解析が得意で、化学・バイオと環境が苦手です。

 

解析は簡単!!

技術士補の基礎科目は、偏微分が大好きですよね。

偏微分の定義をちゃんと知っていれば、余裕の問題がありました。

あと、3x3逆行列を求めるという珍しい問題が出ましたが、愚直に5通り全て計算すれば簡単。

今年の解析は、最初の3問を解くのがオススメでした。

 

化学・バイオが難しい!!

mol計算は、いつもはヒントがあるのに、今年はちゃんと定義を暗記しておかないと解けず、苦しかったです。

6問とも、簡単な問題がなくて、苦労しました。

僕が苦手なだけか?

 

気になる解答速報は?

公式の解答発表は、10月15日(月)の予定です。

夜まで待ちましたが、ユーキャンなどはまだ解答速報を出していない模様です。

素直に、公式の発表を待った方がよさそうですね。

 

試験会場の外で「世界一速い解答速報」を謳って、JESという組織がチラシを配っていました。

JESは、受験生の解答を集計して、回答数が多いものを正解として、自動的に正解を割り出しているようです。

JESに登録すれば、当日の夜には結果が判定できたようですが、上記の通り、正解は間違いを含んでいる可能性が高いです。

なのでやはり、公式の発表か、ユーキャン等の発表を待った方がよいですね。

 

みなさんも、技術士を受けた人がいましたら、コメントで感想をお待ちしています!!

ではでは。

 

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