メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

水彩色鉛筆でザリガニを描いてみた(ファーバーカステル FABER-CASTELL 水彩色鉛筆 24色 赤缶)

ども!水彩画ブロガーのまとんです。

前々から気になっていた画材「水彩色鉛筆」を使ってザリガニを描いてみました!

気軽に水彩タッチで描ける水彩色鉛筆

水彩色鉛筆は、普通の色鉛筆のように描いた後に、水筆でインクを溶かすと水彩画のように描けるという画材です。

お手軽に水彩画ライクな表現ができることが強みです。屋外でスケッチをするときに便利だよ、と美術部の友達が教えてくれました。

大昔からあるクラシックな画材ではあるのですが、僕にとっては初めての画材なので、ワクワクします!

ファーバーカステルの24色

今回購入したのはファーバーカステルの24色。Amazonで1688円で、翌日には家に配送されてきました。お手軽でいいですね!(透明水彩で24色のインクを揃えると、2~3倍の値段がしそう!)

f:id:highso:20241228210532j:image

ファーバーカステルの24色。赤缶がカッコイイ。

f:id:highso:20241228210536j:image

24色もあるので、色の分解能が高いです。例えば左の方の「黄色」だけを見ても、鮮やかな黄色とオレンジがかった黄色で、2色に分解されていますね。

白、グレー、黒があるのも嬉しいです。

一番右側には水筆用の筆も入っていました。ただしこの筆は、今回のF4サイズの絵で使うには水の量が少なすぎたので使いませんでした。

水筆の筆は、柴崎チャンネルでいつもオススメしているリセーブルのラウンド18号を使いました。水をたっぷり含められるので、大きい紙面を描くには便利でした。

ザリガニを描いていく

今回描いていくのは、ザリガニです!最近次女がザリガニにハマっていたので、喜んでくれるかなぁと思って描きました。

参考にしたのはこちら、kazika ARTチャンネルの動画です。水彩色鉛筆でザリガニを描くという、ドンピシャの動画がありました。


www.youtube.com

 

f:id:highso:20241228210540j:image

今回僕は、図鑑に載っているザリガニの写真を模写しました。

まず、鉛筆でザリガニの形をとっていきます。ザリガニは大きい2本のハサミに加えて、小さい脚が8本もあることと、口から長い触覚が生えているのが特徴です。

描いてみて思いましたが、ザリガニってほんとハサミがカッコイイですね。

f:id:highso:20241228210524j:image

今回は色鉛筆なので、「あとで鉛筆の下書きを消しゴムで消す」ことができません。

なので、大事な輪郭はボールペンで清書しておいて、鉛筆の下書きは塗る前に消しました。

f:id:highso:20241228210528j:image

水彩色鉛筆で色を塗っていきます。

ちょっと暗い赤色(茜色?)を下地にして、赤色と紫で色を深くして、適宜オレンジや黄色を入れました。

ハサミのゴツゴツしたイボの部分は、色を塗らないことで白地を残し、浮き上がらせてみました。

f:id:highso:20241228210544j:image

最後に、水筆で色の上を塗っていきます!色鉛筆のインクが水に溶けて、紙面に広がります。複数の色が水筆で混色されるのが面白いです。

水彩色鉛筆の感想

普通の透明水彩だと「パレットで色を混ぜて作ってから、紙面に乗せる」という感じで描きますが、水彩色鉛筆の場合には「紙面の上で色を重ねてから、水で混ぜる」という順番になるのだなと思いました。画材によって頭の使い方が変わるのが面白いです。

また、あくまで色鉛筆なので、細かいところを描くのは筆よりも楽だなぁと思いました。

水筆で溶かす前後で比べてみると、水で溶かした後の方が色の彩度が上がったと思いました。力強く塗りたい部分は水で溶かすのが良さげだと思いました。

また、今回は水彩用のゴワゴワした紙を使ったのですが(アヴァロンのF4、300g/m2)、水を濡らす前は紙の凸部分にしか色が塗られないので、ドライブラシのタッチになります。これを水で溶かすと、凹部にまで色が浸透してハッキリ塗られます。

ということもあって、

(1)まずドライブラシのように塗る

(2)ドライブラシ的なタッチを残したい部分はそのままにし、ハッキリ塗りたい部分は水筆で溶かす

という感じで描くことになるなぁと思いました。

水彩色鉛筆の弱点

一度水筆で溶かしたところを、修正するのが難しいです。水で溶かした後に、その上から追加で色鉛筆で描いても色が乗りません。油絵のような重ね塗りは難しいと思います。透明水彩も重ね塗りが難しいですが、水彩色鉛筆はなおさら「一度切りの勝負」だなと思いました。

また、白色の色鉛筆は、あまり役に立ちませんでした。白を塗ったところで、他の色に負けてしまいます。後でハイライトに白をつけることも難しかったです。水彩画と同じように、白色にしたい部分は、紙面の白地を残す必要がありそうです。

 

今回はF4のサイズでしたが、製作時間は下書き2時間、塗り2時間と、短時間で制作できました。水彩色鉛筆の長所だなぁと思いました。

お手軽に描ける水彩色鉛筆、みなさんも試してみてください。

以上、メタラーまとんでした。

ではでは。

 

以下、今回使った画材です。

 

以下、最近描いた絵。

highso.hatenablog.com

highso.hatenablog.com