ども!アラサーブロガーのまとんです。
このたび、昔から興味があったトラックボールマウスをデビューしました。
使い始めて1ヵ月ほど経ちましたが、トラックボールが無い時代の人類はどうやって息をしていたのか?と思うほどトラックボール好きになってしまったので、レビューします!
食わず嫌いをしていた
僕はもともと「マウスなんて消耗品!安くて小さくて軽ければなんでもいい」というスタンスでした。
学生時代から、上記のエレコムのマウスを愛用していました。
手が小さいので、マウスは小さい方が良いと思っていたし、1個1000円と安いので、家・研究室・鞄の中にそれぞれ用意できるのが良い、というスタンスでした。
このマウスは今でも好きで、全色カラーをコンプリートしていました。
一方そんな中、会社に就職すると、最初の課長がトラックボールの愛用家でした。
ケンジントンという、トラックボール界で有名なメーカーの1万円越えのものを使っていました。
当時の僕は、課長に「ちょっと画面触っていいですか」とマウスを借りて、「うわー!ナニコレ使いづらいっすよー!」とか言っていました。
課長は布教するタイプではなかったので、「新幹線の中で仕事するときは省スペースで便利だよ、えへへ」程度しか言ってきませんでした。
その後、とある先輩が自分の課に異動になると、その先輩もトラックボール愛用家でした。
このときはまだ、ふーん、程度に思っていましたが、その後、僕がメンターでインターン生を受け入れると、なんとこのインターン生もトラックボール愛用家!
課長、先輩、インターン生でケンジントンの最新モデルについて話が盛り上がっており、かたやエレコムの1000円マウスを使っている僕は、話題に入れずにモヤモヤしていました。
インターン生は入社して後輩になりましたが、直属の後輩が毎日トラックボールを使っているのを見ていると、ちょっと僕も興味が沸いてきまして、後輩にオススメのモデルを聞いてトラックボールを導入!
後輩「まとんさん、インターンのときは、あんなにトラックボールをディスってたじゃないっすか」
僕「うるせいやい」
余談ですが、インターンを受け入れている頃、「トラックボールを楽器にしたら面白いのでは?」と思い、マウスでDJプレイをする「マウスDJ」をPythonで実装していました。
YouTube動画撮影用のトラックボールは、友達に借りて撮影しました。
ロジクールERGO M575
後輩に聞くと、「とりあえずロジクールのやつを買っておけば間違いない」ということだったので、一番シンプルそうなERGO M575を導入してみました。
親指でコロコロするスタンダードなタイプです。
ボタンは通常の右左クリックと、スクロールホイール(左右傾き無し)、ページ送り/戻しボタンの5ボタンです。
ページ送り/戻りボタンは、全く使っていないです。
嫁からは「マウスが地球みたいになったね」と言われました。アース!
エルゴノミックデザインで手首に負担が無い!
ERGOというのはエルゴノミックデザインから取った名前でしょうか。人間工学に基づき、体に負担が無く扱えるようになっているようです。
具体的には、手を置いたときに、手首がちょっと斜めに傾くポジションで安定します。
横から見るとこのようになります。
手首が斜めで固定されるため、親指の付け根が床から浮いているのが分かると思います。
確かに、手首を外向きに開いた方が、体に違和感が無いです。普通のマウスでは親指が床に付きますが、その方が人間にとっては違和感のある姿勢だったようです。
言い過ぎと思われるかもしれませんが、このマウスの上に手を置くだけでちょっと嬉しくなります。
なんでだろう?猫がいたら、とりあえず頭に手を載せたくなりますよね。その感覚に近い。
仕事中に「マウスに手を置いているだけでポジティブな感情になる」って、すごくないですか!?
ボールの反応がめちゃくちゃ良い!
トラックボールの最大の不安は、ボールをうまく扱えるかどうか?だと思います。
トラックボールでは、普通のマウスでは全く使わない親指を使って、カーソルを動かすことなります。最初はすごく違和感がありました。
しかし、自分でも本当にびっくりしたのですが、30分も使っていると慣れてきました!こんなに簡単に慣れていいのか?と思ってしまいました。
これを実現したのは、作りこまれたボールの読み取り機構にあると思います。
ボールを外すと、このようになっています。
三つの白いチョボでボールを保持して、真ん中のレーザーマウスのような読み取り部でボールの回転を読み取ります。
つまり、ボールは三つの白いのチョボの上をスルスル滑ることになります。
トラックボールに詳しい後輩に教えてもらったのですが、この白いチョボがとても硬い素材になっているため、気持ちの良いスルスル感が実現できているとのこと。
読み取り部は非接触のレーザー読み取りなので、ボールの転がし感には影響しません。その代わり、ボールはレーザーをうまく反射する素材で作る必要があるため、ボールの色(見た目)が制限されるらしい。
普通のマウスは、机の上に乗せたマウス本体を動かしますが、トラックボールマウスはマウスを固定して机を動かす方式なんですね。
USBとBLE両方で接続可能!
今回のM575は、USBレシーバー接続とBLE接続の両方が使えます。
裏側には切替ボタンが付いています。
操作は非常にシンプルで、長押しするとUSBレシーバー接続になり、再度長押しするとBLE接続になります。
イヤホンのBLEペアリングは、もたもた時間がかかることが多いですが、このマウスのBLEペアリングはとても早くてストレスフリーでした。
普段2台のパソコンを使っているので、1台にはUSBレシーバーを刺し、もう一台はBLEで使っています。
【メリット1】コロコロしてるだけで楽しい!
トラックボールの最大のメリットは、コロコロするのが楽しいことだと思います。
ハンドスピナーのように、特に意味は無いけれど、コロコロするだけで楽しい!
仕事中、常にリフレッシュしながら仕事している感覚。こんな世界があったのか。
GoogleMapをコロコロ操作すると、すごくスムーズに世界旅行ができるのでオススメです。
【メリット2】操作が早い!
トラックボールを使い始めて1ヵ月程度ですが、明らかにマウス操作が早くなったなと思います。
仕事で画面共有しながら操作していると、「まとんさん、今日はマウスがやたらとキビキビ動きますね」と後輩に言われました。
手首と腕全体を使って動かすのと、親指だけで動かすのを比べると、親指だけの方が細かい操作に向いているのだと思う。
よく考えれば、ファミコンから始まり、プレステやSwitchに至るまで、我々はゲーム機では親指1本でキャラクターを操作してきました。
僕たちは元来、親指で操作する方が慣れ親しんでいるのかもしれない。
【メリット3】手が疲れない!
これは間違いなく効果があります。
トラックボールでは親指しか使わないため、使う筋肉が少ないです。
久しぶりに普通のマウスを使うと、マウスを持ち上げるために腕の上側の筋肉を使うのにすごく違和感を感じました。プールから出ると体が重くなるような感覚でした。
普通のマウスは、無駄に色んな筋肉を使っていたんだなぁと実感しました。
【デメリット】白いチョボの掃除がめんどう
トラックボールマウスの最大のデメリットは、ボールを支える白いチョボの掃除が必要なことだと思いました。
トラックボールの操作性の良さは、ひとえに白いチョボのツルツルさで決まります。
白いチョボに汚れが溜まると、一瞬にしてボールが重くなるので、こまめに掃除が必要になります。
掃除は30秒もあれば終わるのですが、「トラックボールマウスを使うことでマウス操作が早くなって得られる時間効率」と「掃除にかかるロス時間」、どちらが多いのか?と真面目に考えるレベルです。
もともと、白いチョボにはホコリが溜まってしまうのかな、と思っていたのですが、違いました。
白いチョボに集まるのは、自分の汗や皮脂のようです。
これも、部屋の気温や湿度によって、汚れ具合が変わるらしい。
例えば、家の中ではあまり汚れないのに、会社で仕事をすると30分で汚れてしまいます。会社の方が空調がしっかり効いていて空気はキレイだと思うのですが、何が良いのかまだよく分かりません。
ただし、もうマウスにすっかり愛着が湧いてしまったので、そんな掃除すら愛おしく感じてしまっています。
トラックボールが無いとか、ありえない
使い始めて1ヵ月。僕もすっかりトラックボール信者になってしまいました。
「トラックボールが無かった時代、人間はどうやって息をしていたのか?」と思うレベルです。もう普通のマウスには戻れないです。
ロジクールのERGO M575は、Amazonで5000~6000円です。
今までの1000円のマウスよりは高いですが、後輩曰く「トラックボールは10年使うモノ」なので、高くないとのこと。
実際、このM575はロジクールの10年ぶりのモデルチェンジ品のようです。
10年間も新モデルが出ない世界ってすごいですよね・・・。それだけ、良いトラックボールを作るのは難しいということでしょうね。
みなさんも是非使ってみてください!世界が変わりますよ!!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。