メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

「節税」をはじめからていねいに - サラリーマンができる税金対策の種類をまとめてみた

ども!まとんです。

今日は、税理士を目指すファイナンシャルプランナー2級のメタラーまとんが、「節税」について解説します。

 

「節税」って興味はあるけど、よくわからない・・・という人!!

多いのではないでしょうか。

特に、サラリーマン。エンジニアの皆さま。

普通に仕事をして、毎月給料をもらっているだけで、満足していませんか?

 

甘い!!!

 

サラリーマンでもできるお得な節税は、あるんです。

お金のことって、意識的に勉強しないと、知識が増えません。

 

節税のプロフェッショナルは、主に二人います。

・税理士:企業などの法人が対象

ファイナンシャルプランナー:家庭が対象

僕は現在ファイナンシャルプランナーですから、サラリーマン家庭の節税のプロでありたいと思って、勉強しております。

 

まずは税金の種類を整理しよう!!

税金の種類は多いので、全部理解するのは大変です。

その中から、サラリーマンに関係の深いものを、イメージで整理していきます。

 

(1)お金を受け取る時にかかる税金:所得税、住民税

給料の額面から、手取りに引かれるときの、アレです。

額面と手取りの差は、主に「税金」「保険料(公的年金含む)」です。

公的な保険料を減額するのは難しいですが、税金を減らす方法はある!!!

サラリーマンの節税は、主に所得税と住民税を減らすのが目的になります。

 

(2)お金を消費するときにかかる税金:消費税

一度受け取ったお金を、消費するときにかかる消費税。

消費税を節税するのはほぼ不可能です。

数少ない節税の方法は、消費税がかからない免税のお店(国際空港のターミナルや海外など)で買うことです。

高級ブランド品を買う場合は、消費税の8%もバカにならないので、海外旅行を上手く使って買うことをオススメします。

高級ブランド品は、世界中どこでも値段が変わらないし、ポイントなどの小細工もあまり無いので、海外で買ってOKです。

(ただし、日本に帰国したときに税関で支払う必要などもあるので、ちゃんと調べてからご利用ください。)

 

(3)お金を渡すときにかかる税金:贈与税相続税

一度受け取ったお金を、他人に渡すときにかかる税金。

日本の相続システムはヒドくて、「受け取ったときに1回払って」、「子供に相続するときにもう一度払う」という2段階システムになっています。

しかも、日本の相続税はめちゃくちゃ高いです。

親→子→孫・・・と資産を受け継ぐ課程で、毎回多額の税金を払うので、資産がガンガン減っていきます。

日本は資産をなるべく受け継がせないようなシステムになっています。

莫大な資産を築くことができた人は、シンガポールなどの贈与税相続税が無い国に移住して、子や孫に資産を残すことを考えた方がよいです。

 

相続税を節税する方法は、毎年110万なら税金がかからない「110万ルール」を上手く使って、生きている間にコツコツと相続するのが基本となりますが、

今日は相続についての話はこれ以上しません。

めちゃくちゃ長くなってしまうので。

 

(4)資産を保有するだけでかかる税金:固定資産税

家や土地などの固定資産を保有していると、 毎年払う税金。

最近のサラリーマン、特に東京のサラリーマンは固定資産を持ちたがらない人が多いので、

こちらも、今日はこれ以上話をしません。

 

どうやって所得税と住民税を減らすか!?

ここからが本題です。(前置きが長くなってしまった・・・)。

節税の基本は、「国が用意した節税の仕組み」を積極的に活用していくことです。

今日は身近なものを紹介します。

 

①そもそもお金を受け取らないようにする:借り上げ社宅

お金を会社から受け取ると、所得税と住民税が発生します。

なら、そもそも貰わなければ税金が発生しない!というワザです。

 

例えば、企業がやってくれる「借り上げ社宅」制度。

「家賃に相当する額をあらかじめ給料から引いてもらって、企業が家賃を払う」ことで税金を発生させないという仕組みです。

普通に自分で家賃を払うと、

・給料20万をもらう

・税金20%を払って、手取りは16万

・家賃8万を払うと、手元に残るのは8万

となります。

これを、借り上げ社宅制度を使うと、

・企業が家賃8万を払うので、給料は12万

・税金20%を払って、手元に残るのは9.6万

となります。毎月1.6万もお得になります。

実際にはさらに効果があって、年収が下がることになるので、税率20%の倍率が下がることも期待できます。

自分の会社が借り上げ社宅制度を提供しているのなら、是非使うことをオススメします。

 

②受け取ったお金を保険料に使う:生命保険料控除

受け取ったお金の使い道が生命保険であれば、税金が優遇される仕組みがあります。

生命保険とは、コナンなどの漫画を読んでいる人にとっては「不慮の事故で亡くなったときに保険金が下りる」というイメージかと思いますが、

「60歳まで存命の場合、保険金(追加の年金)が下りる」という、貯蓄効果のある生命保険もあります。

これを使って、「給料を銀行に入れておくのではなく、生命保険に入れておく」ことで節税するという仕組みです。

 

例えば、普通に銀行に入れておく場合は、

・給料20万をもらう

・税金20%を払って、手取りは16万

・毎月銀行に16万ずつ溜まっていく

生命保険料控除を使うと、

・給料20万もらう

・税金20%を払って、手取りは16万

・2万円を生命保険料に入れておく

・2万円の20%、4000円が年末調整で還ってくる

・銀行に14.4万円+生命保険に2万円=毎月16.4万ずつ溜まっていく

という仕組みです。

(倍率などの値は単純化していますので、詳細はちゃんと調べてからご検討ください)

生命保険で貯蓄を増やしたい人には、オススメの制度です。

 

③【比較的新しい制度】家を買ったら減税される:住宅ローン減税

家のローンを払っている間は税金が安くなるよ、という制度です。

毎年、「家のローンの残高の1%(最大40万)」が10年間に渡ってサービスされます。

例えば、7000万円の家を買ったとすると、ローン残高が4000万以上なので、最初の10年間は40万円の税金がサービスされます。

これを10年間続けると、最大400万円の税金を払わなくて済むことになります。

なので、最初の10年間はあまりローンを返済しないようにして、その後一気に返済するのがお得です。

(利息の兼ね合いもあるので、ちゃんと計算する必要はあり)

ただし、住宅ローン減税は期間限定です。

国会で議論されて、ちょっとずつ期間延長していますが、現時点では「2019年3月」で仕組みが終わるので、今は最後の家購入駆け込み時期ということになりますね。

家の購入のチラシなんかで、「今なら税金が還ってくる!!今がチャンスだ!!」みたいな表現がよくありますが、大抵は住宅ローン減税のことを言っています。

 

④【新しい制度】60歳まで引き出せない貯蓄をしたら減税される:個人型確定拠出年金iDeCo

 新しい制度「iDeCo」です。

企業が退職金のオプションとしてやっている企業型確定拠出年金とは別に、個人でできる個人型確定拠出年金iDeCoを使う制度。

iDeCoに入れたお金は、所得税と住民税が減税されます。

②の生命保険料控除と同じような節税効果があります。

今一番ナウい節税なので、使っていない人は是非使いましょう!!

 

⑤【新しい制度】地方都市に寄付すると減税される:ふるさと納税

ふるさとに寄付すると、そのほぼ同等額の住民税が減税される、という制度。

寄付するのでお金が減る気がしますが、その分だけ「お礼品」が貰えます。

例えば、

・2万円を寄付する

・お礼品として牛肉やカステラがもらえる

・来年度の住民税が1.8万円減税される

という制度。

実質、2千円で牛肉やカステラが貰えるという仕組みです。

別の言い方をすれば、

税金として払っていた2万円が、牛肉やカステラに変わる

と言えます。

お手軽で簡単ですね!!

目に見えて美味しいお礼品が貰えるので、最も節税効果を感じられる制度だと思います。

まだふるさと納税をやっていない人は、これから毎年やることをオススメします!!

 

いかがでしたか?

税理士を目指すファイナンシャルプランナー2級のメタラーまとんが、現時点で持ちよる知識を皆さんに共有しました。

これからもドシドシ勉強していこうと思っているので、皆さんよろしくお願いいたします。

 

ではでは。