メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

【2018年6月30日】ヘボコン2018観戦してきた!!レポート

ども!まとんです。

オタク仲間に連れられて、ヘボコン2018を観戦してきました!!

ヘボコンとは?

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ヘボコンとは、技術力の低い人のためのロボット相撲大会です。まともに動かない、できの悪いロボットばかりが集まり、おぼつかない足取りでなんとか戦います。私が知る限り世界で唯一の、ロボットを作る技術を持たない人が表彰されるロボットコンテストです。

ヘボコンは2014年に、ヘボコンマスター・石川大樹が企画し、7月19日に日本の東京で第1回を開催しました。その年の文化庁メディア芸術祭の審査員推薦作品に選ばれたのをきっかけに各国のメディアに取り上げられ、いま世界中に広がろうとしています。

ヘボコンの「ヘボ」は、日本語の「ヘボい」からきています。

引用:ヘボコンとは? - デイリーポータルZ:@nifty

 

要するに、ロボコンみたいにロボットを自作して、ロボット相撲で戦わせようというイベント。

特に、完成度が「ヘボい」ことに重きを置いています。

勝負の勝敗よりも、笑いを取ることの方が名誉。

そんなイベント。

最高じゃないか!!!

こんなん、理系エンジニアにとっては楽しいに決まってる!!!

イベント概要

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でかいイベントホールでの開催。

審査員には、ホンモノのロボコンマガジン編集長の方も。

イベントは本当にめちゃくちゃ楽しくて、僕はずっとTwitterで実況していました。

特に面白かった機体はこちら!!

と思って、正確なチーム名と機体名を調べようと思ったのですが、公式ホームページに情報が載っていなかった。困った。

ていうか、公式ホームページの更新が去年の12月から止まっている。

運営側のホームページもヘボい。だが、そこがいい。

出場31チーム中、僕が特に好きだった4チームの作品を紹介!!!

機体名:生きた化石

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見た目が大好き!!!そのまんまシーラカンス!!

圧倒的なインパクトでした。カワイイ。

動力源は、ミニ四駆と、タミヤのなんかヨチヨチ歩くヤツ(木製の4本足)。

魚がヨチヨチと歩くのが、異様に発達した肋骨が足の代わりに歩き始めたみたいで、

別の世界線の生物を見ているような気分にさせられました。

作戦:口のブルーライトで敵の目をくらませる

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ヘボコンあるある「とりあえず光らせる」。

シーラカンスの口の中に良い感じにライトを仕込んだのが素晴らしいですね!

バランスが良い!

スイッチがお腹の中にある仕様

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起動スイッチはお腹の中にあるようです。

起動するときはシーラカンスの腹の中に手を突っ込む必要があるというヘボさ。

その光景はあたかも、魚のハラワタをかき分けて心臓を掴んでいるようで、かなりグロテスクでしたね。

ただの模型の組み合わせなのに、""生物""を感じさせてくれる造形美に、心打たれました。素晴らしい!!

期待名:ブリュッセルの少年像

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これまた、そのまんまのネーミング。

いわゆる小便小僧ですね。

小僧機構を搭載

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作者「小僧から放水された水の力で水車を回す「小僧機構」を搭載した、画期的なロボットです。」

うん、言いたいことは分かる。

イデアも、分かる。

いやしかし、そのアイデアを思いついたとして、よくここまでちゃんと作ったなぁと感心しますね。

しかし、水の力が弱すぎて、全く前に進まないというヘボさ。

ヘボコンでは、それでいいんです。

「小便の力を動力にして前に進む」それをやってのけただけで、十分。

たとえ、本番では3ミリしか前に進まなかったとしてもね。

めちゃくちゃ笑わせてもらいました。

期待名:殺人回転草

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作者「西部劇とかでカサカサと転がってくヤツがモチーフ。」

なるほどなぁ。そうきたか。

材料は、段ボールに入っている緩衝材。刺身のツマみたいなやつ。

作者「絵具で赤色に着色しました(ドヤ)」

頑張るべきところは、そこじゃないと思う・・・。

そして、このロボットの最大のヘボさは、全く動かないところ。

むしろ、風に吹かれて吹き飛んでしまう。

ロボット相撲というルールは眼中に無いようだ・・・。

作者の方は、試合中に何か振って動かそうとしていましたが、特に動いた気配は無かった・・・。

イデアが面白いので一本!

最高に面白いアイデアだったと思います。

これが、リアルに地面をころころ転がっていくロボットに仕上がっていたら最高でしたね!!!

機体名:八海(はちみ)

作者「私の名は七海(ななみ)なので、妹の八海(はちみ)を作りました。」

うん、コンセプトは良いと思う。

作者「設計ではこうだったんですけど、上手く作れなくてこうなりました。」

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左:理想  右:現実

お、おぉん・・・。だいぶ変わっちゃったね・・・。

あ、これ、アカンやつや。

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口から何か出てる。

養生テープで抑えてるけど、全然防げてない。もっとちゃんとテープ貼って!!

作者「哺乳瓶でスライムを飲ませて、そのスライムを吐き出して、気持ち悪くて敵が近寄れなくする作戦にしました」

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あかーん!!

これアカンて!!!

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たっぷりのスライムを飲み込んだ八海。

試合が始まると、口の中のスライムを勢いよくフィールドにぶちまけて、フィールドを汚していました。

 

ロボコン編集長「本家ロボコンではフィールドを汚すのはご法度なんだけど・・・。」

ヘボコン主催者「別にヘボコンでもフィールドを汚すのは許されてないです。」

 

どの角度から写真を撮っても奇抜になってしまう。

見た目のインパクトが最高のロボットでした!!

ヘボコン2018、めっちゃ面白かった!!!

あまり期待せずに観戦しに行ったのですが、いやはや、めちゃくちゃ楽しかったです!!!

主催者のイベント企画センスがあるし、実行力もあるし、何よりもみんなが楽しんでるのが最高でした!!

次回は8月のメーカーズフェアでもヘボコンが何か企画を出展するそうなので、是非行ってみようと思います!!!

portal.nifty.com

ではでは。