ども!ミステリー小説が趣味のまとんです。
今年の1月頃に国内ミステリーランキングで1位を総なめにしている「屍人荘の殺人」を読みんで、ミステリー小説にハマってしまいました。
その後、2018年本屋大賞の「崩れる脳を抱きしめて」を経て、次に読んだのがコチラ。
「13・67」
香港の作家さんの本格ミステリー。
全世界に翻訳される大ヒット作品です。
簡単に調べただけでも、数々のランキングで上位を飾っています。
- 2017年「推理小説十傑 ミステリーベスト10」海外編:第1位
- 2017年「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門:第1位
- 2018年「このミステリーがすごい!」海外編:第2位
ストーリー
香港警察の生ける伝説、クワン警視が数々の事件を解決していく物語。
6つの短編からなっていて、香港の歴史を2013年から1967年まで遡っていきます。
短編の一つ一つは、踊る大捜査線のようなイメージ。
誘拐事件や、マフィアとの銃撃戦、脱走犯の追跡、テロの阻止など、警察のアツい場面が描かれます。
魅力的な主人公、クワン警視
全て難事件ばかりで、普通の発想では解決できないところを、クワン警視は天才的な頭脳で一気に解決していく。
全く犯人が分からない中で、クワン警視がいきなり「お前がやったんだな」と事件を解決する展開が圧巻!
探偵が論理的に推理していくのではなくて、刑事がいきなりマフィアの首を掴んで逮捕する。
読んでいる途中から、もうクワン警視のファンになってしまって、次はどんな活躍を見えてくれるのかと、楽しみで仕方ないです。
香港の歴史が勉強できる
作者があとがきで書いていますが、この小説はミステリーだけでなく、香港の歴史を伝えるメッセージも含んでいます。
1900年の香港は、支配と独立の歴史です。
各年代を生きた人が、どんな香港で暮らして、どんな考えをしていたのか、
一人の警察の視線から語っていく。
教科書で年表を読むだけでは分からない、リアルな香港が体験できます。
近代の歴史書としても価値が高い小説だと思いました。
海外のミステリーも面白い!
ミステリー小説を読んだのはこれで3作目ですが、海外モノも面白いですね!
次は「このミステリーがすごい!」海外部門第4位の「湖畔荘」を読むつもりです。
みなさんもオススメのミステリーがあったら教えてください。
ではでは。