ども!育児ブロガーのまとんです。
我が家は「3歳までに絵本1万冊を読む」という絵本育児をやってきました。
長女がそろそろ4歳になり、実際に1万冊の絵本育児をやってみた結果、どうなったか!?新しい悩みは何か?について書きます!!!
3歳までに絵本1万冊を読む育児
絵本育児は、子供4人を東大理3に入れた佐藤ママの教育を真似して始めたものです。
佐藤ママは、それぞれの子どもたちに3歳までに1万冊の本を読み聞かせたと書いています。 1日10冊を3年間続けると1万回になりますね。本の中でその理由を「どの分野でもコツコツと積み上げた経験が1万回に達すると、飛躍的に成長し成果が花開く」という「1万回の法則」を理由として挙げています。
「何事も1万回やれば身に付く」という考えにとても共感しました。
我が家がこの知育を採用した理由は「やることがシンプルだから」というところが大きいです。ただ絵本を読むだけなので、難しくないです。
子育てというものは、誰であれ、親になったときは親レベル1です。
うまく寝かし付けができない、ご飯を食べてくれない、泣き止ませられない。誰でも苦労します。
そんなアタフタしたときに、さらに「どんな知育が有効なのか?」までは頭が回らない。
そこで、「とにかく1日10冊の絵本を読めばいいんだ」という指針は、とてもシンプルで、かつ東大理3に4人の佐藤ママのお墨付きということもあって、安心して採用できました。
我が家の絵本育児の考えについて、以下の記事にまとめています。highso.hatenablog.com
ざっくり、1日10冊で、3歳まで続けると約1万冊になります(10冊*365日*3年=10950冊)。
とはいえ生後半年間ほどは絵本を読めなかったので、残り2.5年間で1万冊に到達するため、我が家の目標は「1日10~20冊」でした。
ちなみに、正確には1万冊ではなく「1万回」です。同じ本を何回リピートしてもOKというルールです。子供の気の向くまま、好きな絵本を好きなだけ読んであげる、というスタイルになります。
また、わざわざ読んだ回数を数えたりはしません。毎日寝る前に、「今日はあの絵本とあの絵本を読んだから・・・10冊以上は読んだな。ヨシッ!」と振り返るだけです。
1万冊を読んでみた感想
現在、長女が3歳後半、次女が2歳前半です。
長女は既に1万冊に到達しました。今でも気にせず、毎日10~20冊の絵本を続けています。
ここまでの感想を振り返ってみます。
0~1歳:難易度★
絵本育児を始めた当初は、とても楽でした。
0~1歳向けの絵本は1冊を読むのに2分もかからない短いものが多いので、3冊ぐらいをローテーションして読めばすぐに10冊になります。
小さい頃は絵本にあまり興味を持ってくれず、途中でいなくなってしまったり、ページを閉じられたりしていました。
しかし毎日毎日読んでいると、ある時からちゃんと最後まで聞いてくれるようになりました。
それ以降はとても集中して絵本を聞くようになったので、10冊読むのはほとんど苦労しなくなりました。
この頃に読んでいた絵本は、内容が簡単すぎるので、段ボールにまとめてクローゼットに眠らせています。
2歳:難易度★★
絵本育児の効果が如実に表れたのは、長女が2歳になる頃です。
プーさんの絵本を、なんと自分でサラサラ読み始めました。
絵本を暗記してしまう長女一歳「あるひ、100エーカーの森に、1匹のクマがすんでいました。名前は、プー」
— メタバースJTBCマン (@Highso_ciety) 2020年9月13日
普通に喋っててやばい
もちろんまだ文字を読める年齢ではないので、文字を読めてはいません。おそらく内容を絵と音で暗記しているのだと思います。
たしかに何十回も繰り返し読んだ絵本でしたが、読み聞かせで絵本を暗記してしまうのに驚きました。
子供には、大人の感覚では信じられない異常な記憶力があるんだなと感じました。
2歳半~3歳:難易度★★★★★
絵本育児が苦しかったのは、長女が2歳半~3歳になる頃です。
絵本を読むこと自体は辛くありません。この頃に読んだ絵本は、1冊5分かかる長物になってきましたが、それでも絵本を読むことはルーティーン化しているので辛くありませんでした。
辛かったのは、次女が絵本の読み聞かせのジャマをしてくることでした。
次女がハイハイを始めると、絵本を読んでいる親に「かまって~かまって~」してきて、絵本を取り上げたり、ギャアギャア泣いたりしてくるので、長女に絵本を読むどころではなくなってしまいました。
1冊を読み終える前に次女が来てしまうので、最後まで読み終わることができず、ずっとイライラしてしまいました。
さらに、次女にも簡単な絵本を読もうとすると、ノルマが合計20~40冊となり、さすがにキツかったです。
3歳~4歳:難易度★★
長女が3歳になる頃には次女の「かまってかまって」が終わり、次女も絵本好きになって一緒に読んでくれるようになったので、その後はまた楽になりました。
1冊7分ぐらいのちょっと難しめの絵本も読み始めました。
今までは中古の絵本をメルカリで1冊150~300円で買い漁っていましたが、この頃には近所の図書館を利用できることに気が付きました。
図書館ならお金と家の収納スペースを気にせず読めるので、毎週40冊ほど借りながら、どんどん新しい絵本を読みました。(1人で10冊借りられて、家族4人いるので40冊借りられる)
いつも大量に絵本を借りていくので、図書館の職員からブラックリスト入りされている気がしないでもないですが、公共サービスは使えるだけ使わせてもらおうと思ってます!住民税を回収していくぞ!
このレベルの絵本を読むと親も新しい知識を得られるので、親も絵本を読むのが楽しいです。
最近読んでいる絵本は、王道のアンパンマン系に加えて、電車系で電車オタクになったり、最近では恐竜系にハマっています。
電車が好きになったので大宮の鉄道博物館が楽しめるようになったり、恐竜が好きになったので上野の国立科学博物館を楽しめるようになったりして、育児の幅が広がったと感じています。
以下は最近の我が家の絵本用の本棚の写真です。子供が好きな時に自分で読めるようにしています。
リビングの本棚:図鑑、日本・世界名作シリーズ、ノンタン、ディズニーシリーズ、プリキュアなど
ダイニングの本棚:アンパンマン、ディズニープリンセスシリーズ、電車、翻訳系(ペネロペ、リサとガスパール)など
長女はどうなったか?
現在、長女は4歳前。1万冊育児をやった結果、どうなったか?
効果1. 絵本が大好きになってくれたおかげで、育児が楽になった
まず、絵本が大好きな子になりました。
気が付いたら一人でずっと絵本を読んでいます。朝目が覚めると、親が起きてくるまで一人でコッソリ絵本を読んでいるようです。
ご飯を食べるときも「絵本を読んで!」となるし、寝る前も好きな絵本を数冊読んであげないと寝てくれません。
お外遊びも好きですが、公園で遊んで帰ってくると、「絵本分が足りない!」と言わんばかりに一人で絵本を読み始めます。こういうのを活字中毒というのかもしれません。
自発的に読んでくれるので、育児がとても楽です。
また、親としても「絵本さえ読めれば今日はオッケー!」と自信を持てるのがとても良かったです。
教育というのは青天井なので、「今日はもっとできることがあったのではないか」「もっと頑張れたのではないか」と不安になってしまいます。
その点、「今日は10冊読んだから教育できた!私エライ!!」と、毎日寝る前に自分を肯定できます。絵本育児に救われたな、と思うことは多かったです。明確な指針を持つことは大事だなと思いました。
効果2. 文字が読めるようになった
2歳後半ぐらいから自然と文字を読めるようになっていました。
ベネッセの記事によると、早い子で3歳ぐらいでひらがなを読み始めて、小学校に入るまでに9割がひらがなを読めるらしいです。
長女は2歳台で、ひらがなやカタカナが読めるようになっていたので、早い方だと思います。これは明らかに絵本育児の効果があったなぁと思います。
文字を読む力については、「大人になればどうせ誰でも読めるようになるから、別に早くても意味ないのでは?」という意見もあります。
確かに上の記事によると、小学校3年生ぐらいになると読むスピードがみんな同じになってきて個人差が収束するようです。
とはいえ、実際に長女を見ていて思うのは、幼少期から自分で絵本を読んで能動的に知識を得る活動を何年も続けていれば、将来に良い影響がありそうだなぁと感じます。
効果3. 発音がとても良い子になった
一般に幼児が話し始める最初は、「あうあー」とか「おぁんー」のような、いわゆる「宇宙語」と呼ばれる、言葉にならない話し方をすることが多いと思います。
一方で長女は、2歳前に話し始めた時、最初から大人のような言葉で話していました。
プーさんの絵本を「あるひ、100エーカーの森に、1匹のクマがすんでいました。名前は、プー」と、ハッキリ発音できていました。
何が良かったのか分かりませんが、おそらく、正しい丁寧な日本語の絵本を浴びるほど読みまくったので、耳が良くなったのではないかなと思っています。
また、言葉遣いも丁寧な子に育ったなと思います。「ら抜き言葉」などのカジュアルな表現をあまり使いません。
言葉遣いに関しては親が直接話しかけるときも意識していて、「食う」「うまい」はNG、「食べる」「おいしい」と丁寧に言うように気を付けています。(僕がいつも間違えてしまうので気を付けねば。。。)
効果4. 好きなものが増えた
子供というのは素直なもので、絵本で出てきたものは大抵好きになります。
最近では、電車の車掌さん、虫取り網、送電鉄塔が好きになりました。マニアックなものも好きになってくれるので楽しいです。
僕の持論ですが、なんでも好きになる方が良いと思います。嫌いなものは、得意にはなれませんよね。まず、好きになること。これが大事。
大人になってから送電鉄塔を勉強することになったとき、「あ!これ小さい頃に絵本で読んだ奴だ!」とポジティブに捉えてくれれば、少しでも良い効果があるのではないかと思います。
世界中の物事について「好き」の割合を増やすことができる。これが絵本の効果だなと思いました。
効果5. 親が知らないことも、絵本を通して教えられた
絵本育児の一番良いところはこれだなぁと思います。
絵本を読むことを通して、親の限界を超えた知識を得ることができます。
そもそも子供は、幼稚園や保育園などに通って外の世界に触れるまで、親からしか知識を吸収できません。
親が10を与えるなら、子供は10しか吸収できません。
親が10000を与えられる全知全能の神ならよいですが、僕たちはそんなに素晴らしい人間ではありません。親が自分の知識を頼りに教育をしていては、子供が親を超えることができません。マクロな視点で言えば、中流階級が中流階級を再生産してしまいます。
例えば日常生活の中で、恐竜の話なんてそう出てこないわけです。すると子供は、恐竜を知らないまま育ってしまう。親の能力で子供の限界がキャップされてしまう。
そこで、絵本を読むと、簡単に恐竜の話に触れられる。世界が広がります。
親の能力を超えた知能を子供に授けられる。これこそが教育です。
素晴らしいことだと思います。
新しい悩みは何か?
1万冊を読んだ結果、今新しい悩みは「次にどんな教育をすればよいか分からない」ということです。
このまま絵本ばっかり読んでいてよいのだろうか?英語とかやった方がよいのか?算数とかは?スポーツは?音楽はどうだろう?
年齢としてはもう何でも始められる歳になりました。一流のピアニストは3歳からピアノをやっている人が多いと思います。
特に、英語は何かやりたいなと思っているのですが、いかんせん親は純ジャパニーズだし、日常の中で英語を使う場面もないし。
悩みながら、良い案が浮かばないので、とりあえず今日も我々は絵本を読んでいます。
ところで、最近は自転車を始めました。
ブリヂストンのエコキッズという補助輪付きモデルの16型を買いました。
ヤマダ電機で鍵と防犯登録セットで税込み2.3万円。
週末に長女と町内一周サイクリングがマイブームです!
また、ピアノも始めました。
KAWAIのCA49Aという電子ピアノを購入しました。グランドピアノの鍵盤タッチ感がある、本格的な電子ピアノです。
うちは狭い家なのですが、ベッドを捨てたらピアノを置くスペースが確保できました(子供が生まれてから布団生活になったので、ベッドが不要になっていました)。
長女は週1回、ピアノ教室に通い始めています。
家にピアノがあるのは僕もすごく嬉しくて、在宅勤務の息抜きに久石譲のSummerを弾いてリフレッシュしています!
以上、メタラーまとんでした。
ではでは。