メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

電車の戸棚にリュックサックを置き忘れてしまった話

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ども!育児ブロガーのまとんです。

今回、電車の戸棚にリュックサックを置き忘れてしまうという醜態を晒してしまった話を書きます。

その日の予定

とある休日のこと。

嫁は健康診断で病院に行っており、僕は娘二人を連れて、先に親戚の家に電車で向かうことにしました。嫁とは親戚の家で合流する予定です。

 

僕の持ち物は、リュックサックと、ベビーカー(長女2歳)、抱っこ紐(次女0歳)です。
普段、子供と出かけるときのカバンは、ベビーカーに取り付けられるトートバッグなど選択しています。しかしこの日は、転職エージェントとの電話面談を控えていたので、ノートパソコンを入れられる仕事用のリュックサックを選択していました。

リュックサックの中には、パソコンの他に、財布、モバイルバッテリー、オムツ等が入っていました。

一般に「カバンが二つあるときは置き忘れしやすい」と言われています。

今回はリュックとベビーカーの二個持ちだったので、危険ポテンシャルは高かったと言えます。

置き忘れに気が付くまで

娘二人を連れて、JRの電車に乗りました。

車内では、リュックサックを戸棚に置きました。

車内は休日の昼で空いていたので、隣の座席にリュックを置いても良かったのですが、「荷物で座席を確保するのはマナー違反」という良心が働いてしまって、戸棚に置いてしまいました。これが間違いだった。

電車内では、長女とお歌を歌ったり、手遊びをしたりしていました。

 

乗り換えがあったので、ベビーカーを押して降りて、乗り換え先の電車へ。

電車に乗って、さっきと同じように荷物を戸棚に置こうと思ったところで、肩にリュックを担いでおらず、電車に置き忘れてしまったことに気が付きました。

 

いつも仕事のときは、電車を降りるときにリュックが無いと「なんか肩が軽いなぁ」と違和感を感じて気が付きます。

しかし、この日は抱っこ紐で次女(数kg)を抱えていたため、肩に違和感を感じなくて、乗り換えの際に気が付かなかったのだと思います。

気が付いてからの一次対応

リュックが無いことに気が付いて、気が動転しました。

まず考えたことは三つです。

 

(1)リュックの中に何が入っていた?高価なものではノートパソコンです。昨年12月に約10万で購入したばかりの愛機です。失いたくない。次に財布。クレジットカードがたっぷり入っています。あろうことか、会社から支給されたコーポレートカードも入っていました。もしコーポレートカードを悪用されたら、会社にバレることになる。まず電話でコーポレートカードの利用停止をするべきではないか?

 

(2)今自分は何を持っているか?持っているのは、スマホだけでした。しかも充電が25%。モバイルバッテリーも無い。充電が切れたら、改札から外に出ることもできない。嫁や親戚に連絡することもできなくなるし、バスやタクシーにも乗れなくなる。幸いにしてモバイルSuicaに1.5万円チャージされていたので、充電が切れる前にコンビニに行けば、モバイルバッテリーが買える。

 

(3)子供を連れている。まだ子供には何も実害が起きていないが、気が動転しているので、二次災害を避けねばならない。例えば、パニックになり、ベビーカーを電車内にさらに置き忘れるとか、ベビーカーを駅のホームから転落させるといった最悪の事態は避けねばならない。

 

以上を総合的に判断して、一次対応として、「まず子供の安全確保が最優先」と判断しました。荷物を探すのはその後です。

子供の安全確保のために、まずは親戚の家まで到達してしまって、親戚に子供を預けてから、荷物捜索をしようと考えました。

そのためには最低限、スマホのバッテリーが必要です。もし、バッテリーが25%から急激に下がって切れたら、陸の孤島に取り残されることになる。

実際、東京という大ジャングルの中に裸で取り残されたような感覚を味わいました。

 

最初の行動として、乗り換え先の電車から降りました。

駅の改札へ行き、落とし物が届いていないか駅員に確認しましたが、まだ届いていないようです。

冷静に、改札から出て、駅のコンビニでスマホモバイルSuicaを使って、モバイルバッテリーを買いました。(2500円!痛い出費!)

とりあえずこれでスマホの充電が確保できたので、陸の孤島と化すことは避けられました。スマホモバイルSuicaApple Pay)さえあれば、東京では自由に行動できます。

 

それから、落ち着いて、嫁にLINEで状況説明。

幸いなことに、嫁の健康診断が早く終わったと連絡がきました。

親戚の家に向かうよりも、健康診断の病院の方が近かったため、病院のある駅へ向かいました。

健康診断のために前日からご飯を食べられなくて辛い思いをしていた嫁は、やっと解放されて、さぁご飯を食べられるぞ!というときに、僕からのアホな連絡を受けて、さぞかし幻滅したことでしょう。。。

なんとか嫁と合流し、子供らを嫁に託して、嫁が持っていた大容量モバイルバッテリーも受け取って、僕は身軽になって、リュックの捜索に取り掛かりました。

リュックサック捜索の旅

改めて駅の落とし物窓口で問い合わせますが、僕のリュックは届けられていないようです。

ここで、JRの落とし物管理について説明します(僕もこの日に理解しました)。

 

・荷物を駅員が発見したり、乗客が届けてくれると、「落とし物管理センター(正式名称は違うかも)」に登録される

・駅の窓口で落としものを尋ねると、駅員は、落とし物管理センターに電話し、荷物の特徴を伝える。センターでは、登録されたデータベースで照合してくれる。

・もしデータベースに登録されていれば、そのセンターまで自分で取りに行くことになる。

・データベースに登録されていない場合には、落とし物管理センターの電話番号が書かれた紙を渡されて、「また後で自分で電話して聞いてみてください」と言われて駅員の対応は終了する。

・荷物を置き忘れた車両を特定していたとしても、その車両に直接荷物を探しに行ってもらうような対応はできない。

 

センターに届いていないということは、考えられる状況は

(1)まだ車両の戸棚にリュックサックが置いてある

(2)誰かが持ち去ってしまった(盗難)

のどちらかです。

(2)の場合にはどうしようもありませんが、(1)だと考えて捜索することにします。

リュックを置き忘れた電車は特定しているので、その電車にもう一度乗って、自分で荷物を確保する方針を立てました。

 

僕が乗っていた電車は、JRの路線を終点まで行って、折り返して反対側の終点まで行って、の往復を繰り返して、夜に車庫に入る電車です。

もし、僕が捜索を放棄したならば、夜まで電車は走り続けて、車庫に入った時点で駅員が落とし物チェックする際に発見されて、落とし物センターに届けられるのだと思います。それまでに盗難されなければ。

夜まで盗難されないことを願って待つのは心臓に悪いので、一早く荷物を確保することを考えます。

 

そのために必要なのは、「自分が乗っていた電車が、終点で折り返して、何時に戻ってくるか」です。

駅員に確認したところ、いわゆる列車ダイヤグラムを確認し、僕が乗っていた車両が折り返す時刻を教えてくれました。

news.mynavi.jp

紙のダイヤ表なんて、電子化された現代ではほとんど使うことが無いと思うのですが、駅員はサッと確認してすぐに教えてくれました。

JR駅員の社員教育のすばらしさを垣間見ました。

 

それで、リュックがある電車が返ってくる時刻が分かったので、あとはひたすら待ちます。

返ってくるまでに1.5時間ほど時間があったので、その間に他の対応をしました。

 

(1)会社のクレジットカードの利用停止をしました。スマホで調べて24時間対応窓口に問い合わせると、簡単に停止と再発行の手続きができました。

カード番号も控えていなかったのですが、電話窓口では、氏名と生年月日と住所等だけで、僕がコーポレートカードを使っている人だと認証してくれました。

こういう電話窓口にしては珍しく、電話で待たされることなく、すぐにつながりました。緊急電話窓口の対応のすばらしさに、脱帽です

 

(2)会社の上司に電話で連絡しました。もし何か大問題に発展してしまったときに、全て事後報告になるのはマズイと思って、とりあえず連絡した事実を残しました。上司からは「会社のクレジットカードは保証が効くから大丈夫。それより私用のカードを心配するとよい。そもそも、財布が無いと困るので、落ち着いて対応してください。」と言ってもらえました。

 

(3)今日のここまでの状況をスマホでメモしました。仮に大問題に発展したら、時系列が求められるかもしれないので、先に書いておこうと思ったのと、多分このことをブログに書くと思ったので、メモしました。

 

そして、運命の電車がやってきました。

だいたい7号車ぐらいで置き忘れたと特定できていたので、まず、9号車に飛び乗りました。

9号車には無かったです。

座席は優先席だったので、号車を移動したら、すぐ右上の戸棚にあるはずです。

 

8号車に移動しました。右上の戸棚を見ますが、ありませんでした。

まぁ、本命は7号車です。8号車には無いと思っていました。

 

 

そして、本命の7号車に移動して、右上を見上げました。

そこには空の戸棚がありました。

 

 

 

 

このとき、僕は自分の心臓が飛び起きるのを感じました。

一気に血の気が引きました。

え?どういうこと?マジで盗難されちゃったの?嘘でしょ?


呼吸が乱れ、汗が吹き出し、フラフラしながら7号車の中を歩いて移動して、一縷の望みにかけて、6号車に移動しました。

 

 

 

6号車に入って右上を眺めると、そこには僕のリュックサックがありました。

 

 

あ、お、あ、あ、あ、ああああああああ!!!!

と心の中で叫びながら、リュックを取り、中を確認。

財布はあり、現金も残っていて、特に誰かに触られた形跡はありませんでした。

僕は、きっと、めちゃくちゃ安堵した顔をしていたのでしょう。

前に座っていたお爺さんに、「置き忘れたの?見つかってよかったねぇ」と声をかけてもらいました。

 

お爺さんは多分、電車にのると、戸棚の上に誰のものでもなさそうな荷物がポツンと置いてあって、置き忘れかなぁと思っていたのでしょう。

そこに、神妙な顔をした男が途中で乗ってきて、おもむろに荷物を取って、中身を確認し、安堵の顔浮かべている。お爺さんも一瞬で状況を理解してくれたのでしょう。

嫁の失望 ~僕の威厳 has gone~

とりあえず色々ありましたが、万事解決です。

嫁に連絡し、LINEスタンプなど送って、余裕の構えを見せました。

 

しかし、嫁はもう僕に完全に失望していました。

 

僕はめちゃくちゃドジで、忘れ物やド忘れが多く、「あんたそんなんで仕事できるの?」と心配されているのですが、今回はガチでやらかしてしまった。

これでもし、置き忘れたのがリュックサックではなくベビーカーだったら・・・。想像するだけで恐ろしい。

 

この日、我が家には「嫁がいないときに子供二人を連れて電車に乗ることはしない」という家族ルールが設けられ、僕の威厳は完全に消失しました。

今回のケースは完全に僕が悪いし、真摯に受け止めようと思います。。。

 

以上、メタラーまとんの「ベビーカーを押しているときに荷物を戸棚に置くのは絶対ダメ!!」という教訓でした。

育児世代の皆様、よろしくご査収お願いいたします。

 

ではでは。

 

リュックの中に入っていたパソコン

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