ども!まとんです。
先日、日経新聞からセンセーショナルな記事が出ました。
(有料会員限定の記事なので、途中までしか読めない人はすみません)
要約すると、NTTデータがAIやIoTのトップエンジニア獲得に向けて、年収2000万〜3000万の給与体系を新設したという記事です。
率直な感想は、
ついにやったな!
いいぞ!NTTデータ!!
です。
メタラーまとんの感想
GAFAや外資や日本大企業やベンチャーなど各方面に進路を進めた東大の同期らと話して、総合的に思うことを語ります。
国際社会から見た日本企業の闇=給与体系
意思決定の遅さとか、転勤制度とか、色々と挙げればキリが無いけれど、
やはり最大の闇は給与体系です。
年功序列は、良い側面と悪い側面があるので、一概に悪いとは言えません。
優秀な人材に高額報酬を与えることができないこと、これが唯一にして最大の闇です。
今回のNTTデータのニュースは、日本企業のアンタッチャブルとも思える給与体系に風穴を開けました。
歴史的なニュースだと思います。
3000万という額は悪くない、むしろ良い
このニュースに対してSNSでは「トップ人材なら3000万でも安い」「1億出せ」「Googleに行くぞ」などという発言が見られますが、これらは間違いだと思う。
日本で3000万は充分な額です。
シリコンバレーと日本では、物価が違います。
サンフランシスコでは家賃がクソ高いので、1000万円でも貧困層です。
一方、物価が低い日本では、1000万でも裕福な生活ができます。
日本で3000万なら充分に高いし、ハッキリとした額面は分からないけど、少なくとも日本のGoogle法人のエンジニア給与よりは高い印象です。
日本は魅力的な国。3000万あれば世界から人材を集められる
ヨーロッパやアメリカやアジアのエンジニアらと会話して感じるのは、我々が思っているより、日本は魅力的な国だということ。
給与体系さえまともなら、世界中から人材が集まってくると思います。
安全である
日本はトップレベルで安全な国です。
(犯罪率が低い、の意味。災害は別)
生物として、これ以上の魅力は無いでしょう。
ヨーロッパで犯罪の被害に遭って、母国が怖くて住めなくなったという女性もいました。
エンジニアだって、安全を求めるのは当然です。
ご飯がうまい
冗談ではなく、日本のご飯は美味しいです。
日本の食産業の努力の賜物です。
世界にはご飯が微妙な国が、どれほどたくさんあるか。
日本ではコンビニで500円払うだけで、外国人には感動レベルのご飯が食べられます。
日本人が思っているより何倍も、日本のご飯は魅力的だと思います。
ITエンジニアにとって働く場所は最重要ではない
仕事はウェブ経由で同期が取れるし、開発もGit経由でやるので、物理的な場所は重要ではないです。
トップエンジニアが集まる国際会議に参加するときは、結局は海外出張になります。
自分の生活圏が日本でも、致命的な問題にはならないでしょう。
トップ研究者はNTT持ち株会社に行くのでは?
今回のニュースでちょっと思ったことが1つ。
就職では、優秀な研究者は、まずNTT持ち株会社の研究所に就職すると思います。
SIer部隊のNTTデータに、トップ研究者を生かせる場があるのかな?という疑問。
まぁ、NTTの内情はよく分からないので、何かしらあるのでしょうね。
以上、メタラーまとんの感想でした。
ではでは。