メタラーまとんがハイソにやらかすようです

東大理系修士卒JTBCエンジニアのハイソサイエティ(上流階級)な日常

「未来のミライ」見たけど・・・。評価・感想

ども!まとんです。

久しぶりに映画館に行ってきました!

未来のミライ

mirai-no-mirai.jp

バケモノの子」「サマーウォーズなど大好きな作品を手掛けた細田守監督の最新作ということで、期待大!!

以下、僕の感想になります。

ネタバレは書きませんが、内容には少し触れるので、ネタバレが嫌な人は注意です。

メッセージ、無くない?

この映画を通じて何を伝えようとしているのか、読み取れなかった。

どんな映画にでも監督のメッセージがあって、いつもは読み取れるものなのですが、今回は何も感じなかった。

強いて挙げるとすれば、こんな感じ?

  • 幼児が様々な経験を通して成長していく
  • 子育て家庭の大変さ
  • 過去の出来事が全て繋がって今が形作られている
  • 大人にも子供の頃があって、子供は親を反映している

なんというか、全てインパクトに欠けるというか・・・。

要するに、誰をターゲットにしているのか分からなかったです。

幼児をターゲットにして成長させるための話なら、こんな回りくどい映画ではなく、ドラえもんの大長編を見た方が良いと思う。

子育て世代をターゲットにするなら、こんなに活舌の良い幼児ではリアリティが無いので、実写ドラマの方が媒体として適切だと思う。

終盤で「過去の出来事が全て繋がって~」みたいなメッセージを伝えようとするシーンがあったけれど、それがストーリーに何か影響するわけでもないし、なんならドラえもんタイムパラドックスモノの方が面白い。

なんだかなぁ、といった感想でした。

細田守映画としての感想

思ったことが二点。

1. 作画技術が進歩しすぎて、どんなストーリーでもキレイな映画になってしまう(皮肉)

一つ一つの絵がめっちゃキレイ。

アニメの作画技術は年々上がっているのでしょうね。

例えば、冒頭の横浜の街並みを超緻密に描いたシーンは素晴らしかったです。実写かと思った。

2. 細田守監督が「俺が考える東京駅はこれだぜ!」と想像力を自慢しているだけの映画

と感じてしまいました。

過去シーンはリアリスティックな描写を徹底していた映画の中で、東京駅だけは完全オリジナルの描写でした。

全ての在来線が一つのプラットフォームにまとまっていたり、大量の改札やエレベーターが並列に並んだ効率の良いデザイン、様々な言語に対応した電光掲示板とアナウンス。

新幹線のホームが立体交差しているのはたまらなくカッコよかったですね!

遺失物受付がAIで無人化してシステマティックに運用されているのも良かった。

まぁでも、ストーリー的には特に大事でもないし。。。

 

 

ウーン、これならジュラシックワールドを見た方がよかったかなぁ。

といった感想でした。

 

ではでは。